【ブラック企業体験記】Paint It,ブラック企業で人生修行

人生(LIFE)
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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 ネットは、ブラック企業の話題に事欠きません。私も苦い経験を、紹介したいと思います。

学生時代のブラック企業

 学生時代に、ブラック企業でアルバイトをしていたことがあります。卒業後は社員になる約束だったのですが、いつのまにか「そんなのあったっけ?」のようなことを社主に言われたことを、この漫画から思い出しました。いまの私なら、さっさと気持ちを切り替えて、新卒という大切な時期の就職活動を再開したことでしょう。しかし、立ち直るに相当の時間を必要としたことを思い出しました。

何処でも何時でも努力は報われるとは限らない

 ブラック企業で働いたことがある、同世代の友だちや元同僚たちがいます。得てして、いまでは皆たくましい大人です。大抵の悲しい経験は、貴重な笑い話に変化します。ブラック企業に身を置いた経験は、時には、精神的な面で身を助けてくれるように見えます。どのような会社組織でも、固有の問題はかかえているものでしょう。仕事には、少々の「ひどさ」は、必ずついて回ります。ブラック企業で体験した理不尽な経験からすれば、大抵の「ひどさ」は、「どうってことない」と感じてしまえるかもしれません。

努力が報われる場所に身を置くこと

 会社を追い出されたスティーブ・ジョブスも、後年こんなことを言っています。

 人生には頭をレンガで殴られる時があります。しかし信念を失わないこと。私がここまで続けてこれたのは、自分がやってきたことを愛しているからということに他なりません。

 ブラック企業には長く身を置いてはいけないと思う。心身に傷を負いつつも、30代、40代と生きつづけ、働き続けたなら、貴方はもう怖い物知らず。速やかに立ち去ることができたなら、まるで臨死体験をした人々のような恐れ知らずの人生が待っていると思いたいです。

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