50代から始める介護職員初任者研修—次のキャリアに向けての挑戦!


 2024年の秋から、介護職員初任者研修の受講を始めました。介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)は、介護の仕事の入門資格です。食事、更衣(こうい)、入浴介助など、高齢者や障がい者にさまざまな専門的サポートを行うため知識と技術を身につける研修です。厚生労働省によって定められたカリキュラムに沿って勉強します。普通の会社員の私が、なぜこの研修を受講すると決めたのでしょうか。

1  母が弱ってきた

 今年の夏の暑さは健康な私でもきつかったです。70代後半の母は何度か熱中症になりました。身体の痛みを訴えて検査をしたら「狭窄(きょうさく)症」と判明しました。最近はクリニックや買い物の付き添いを頼まれる機会が増えました。いずれ介護が必要な状況になるかもしれません。

2 ジェロントロジー

 私のプロフィルには「好きなものはジェロントロジー」と書いてあります。ジェロントロジーとは日本語で「老年学」「長寿学」などと訳されています。加齢と社会の高齢化の課題を解決することを目的とした学問です。高齢化と長寿化で、私たちはどう生きるのでしょうか。

3  次のキャリアとして

 私は50代半ばです。定年が近い年齢になりました。今年の秋、会社が廃業する、という話が出ました。時期ははっきり決まっていないようです。いずれ廃業するかも・・・と予想していましたが、実際に話がでるとつらかったです・・・が、すぐに現実に戻り、退職金規定を確認して失業給付金を計算しました。

 労基法上では、基本的に遅くとも30日前に解雇予告をするそうですから「明日から出社しなくていい」と言われることはないと思います。私は会社から解雇予告をされるまで会社に残るつもりです。会社都合退職だと失業給付金を早い時期から長期間受け取れるからです。

 まだ50代半ばなので年金を受給できるまでは働きたいです。2025年に介護職員初任者研修の資格を取れると思うので、次の仕事は福祉職で再就職を考え始めました。

4  知識を体系的に学びたい

 毎月の給料から「介護保険料」が差し引かれています。これは、被保険者が要介護・要支援状態になったときに受けられる公的サービスです。今のうちに学んでおいた方がいいと思いました。

5  自宅の近所で受講できる教室を見つけた

 介護職員初任者研修は15日間のスクーリングと5回の課題提出があり、週末のみのクラスだと4カ月かかります。研修は午前9時30分から午後5時頃までの長丁場です。ほぼ毎週通い、遅刻できないことを考えると、自宅から近い教室を見つけられたのは本当にラッキーでした。

 すでに数回の受講を終え、課題も提出しました。日曜日に終日留守にしていますが、夫が家事をしてくれるので集中して勉強しています。月曜日から金曜日までのフルタイム勤務、日曜日は研修なので休みは土曜日のみ。体力的にはきついですが、介護福祉の学びはとても楽しく、普段の生活でも役立つことばかり。もっと早く学んでおけばよかったと思います。

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この記事を書いた人

会社員。好きなものはハーブティー、ジェロントロジー、キャッシュレス、ナツメチップス、ヤマト屋

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