怒鳴ってばかりの上司【セクハラ、パワハラに耐えた10年間②】

人生(LIFE)

会社員。愛読書は中国古典。好きなものはキャッシュレス、なつめチップス、ヤマト屋、ジェロントロジー、ポイ活。

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こんにちはジャスミンです。これは私が経験した「セクハラ、パワハラに耐えた10年間」のお話です。ハラスメント上司の誕生悲劇、そして和解に至るまでを4回に分けて書いてみます。(今は退職しているので「元上司」という書き方をしておきます)。

ある年のことです。ある男性社員が退職しました。彼の仕事を部員で振り分けなければなりません。私は少々難しい内容の営業を担当することになりました。私はふだん専門書類の作成をしています。さまざまな資料を取り寄せ、役所に行くことも多く、締め切りが多く細かい仕事です。

新しく加わった担当は営業経験がない、精神的にも重いものです。お客さまと交渉したり、説得したりすることは苦手でした。結果的に、このセクハラ・パワハラ元上司に怒られる機会も増えました。いや、「怒鳴(どな)られる」という方が正しかったです。

周囲に響き渡る大声で怒鳴る

私は声が大きい人、短気な人が苦手です。間違いの指摘はありがたく受け止めます。しかし、感情的に怒ったり話があちこちに飛んだりする人が苦手です。こうした状況に身を置くと、言われたことを覚えるのが精いっぱいになります。私は怒りを感じると、言い返すよりも黙ってしまう性格です。一人で泣くことも多くありました。

ある日、お客さまと交渉する文章作成を指示されました。元上司が言ったことを書きとめました。ところが、話があちこちに飛びます。肝心の内容がわからなくなってしまいました。怒られるのを承知の上で、「確認のために相談したい」と、作成した書類を見せました。すると「あなたは人の話を聞かない、すぐに忘れる、自分に都合よく解釈する、思い込みが激しい人だ!」と怒鳴られてしまいました。文章の続きを書いても、「違うでしょ!」と、叱りつけられます。

一時期、「違うでしょ~」というセリフがはやったことがありました。それとは全然違う口調です。頭ごなしに、すごい血相で「違うでしょ!」と、周囲に響き渡る大声で叫ぶのでした。

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