【馬込文士村大桜まつりの場合】屋台めぐりでブランチ、お花見散歩の心得

歴史
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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馬込文士村の桜並木(Photo by 快適暮らし研究会)

屋台めぐりでブランチをしよう。花をめでながら。

4月最初の日曜日。東京は柔らかい日差しの小春日和で、風がのどかにそよいでいました。この日、お昼前に夫婦で馬込文士村大桜まつりに行きました。

馬込文士村大桜まつり|レッツエンジョイ東京
「馬込文士村大桜まつり」の開催日時、所在地、地図、最寄駅、行き方、問い合わせ先等の詳細情報。

馬込文士村は東京屈指の桜の名所です。ホームページの説明によりますと「昭和28年、町の有志の方々が馬込の谷の川沿いに100本の桜の苗木を植樹したことに始まります」とあります。もっとも現在は、桜並木はあっても川はありません。あるのは狭い通りで、花見客が闊歩しています。川は覆いをされた水路となって、通りの地下を流れているのでしょう。

馬込文士村大桜まつりの入口(Photo by 快適暮らし研究会)

明治時代は川沿いの桜並木でした(Photo by 快適暮らし研究会)

大阪焼きの屋台(Photo by 快適暮らし研究会)

 

並木道のかたわらでは、屋台が賑やかです。屋台の連なりの次は、酒盛りする人々が陣取ります。ござを敷いてもつ鍋を囲んで食う人もいれば、長机を並べて立食パーティーをしている人も。通りでは阿波(あわ)踊りが練り歩いています。

馬込文士村大桜まつりの阿波踊り(Photo by 快適暮らし研究会)

 

メイン会場あたりは人が多く、座れそうな場所も見当たりません。私たちは屋台の前で立ち止まるか、歩き続けました。といっても、行き先が決まっているわけではありません。

「花でも見ながら、ビールでも飲もう」という目標はあまりにも遠い。果たしてビールはどこで売っているのでしょうか?

花見というカオスに挑むには、前もって作戦を立る必要があったようです。

  1. 花を愛でるため
  2. 食うため
  3. 酒を飲むため
  4. 仲間と親睦を深めるため
  5. 花を見るため
  6. マンウォッチングをするため
  7. 踊りを見るため
  8. 踊るためetc.

私の目的は1、2、3です。花を見て、食うこと。屋台をハシゴして、妻の分もあわせて以下の食料を調達しました。

  • 焼きそば:200円×3パック
  • お好み焼き:2枚で500円
  • ホットドッグ:150円×2本
  • お茶:100円×2本

合計1600円です。お散歩を兼ねた花見なら、二人分で2000円前後の予算で気軽に楽しめます。焼きそばとホットドッグは、地元の中学生たちが焼いたものです。先生がお代を受け取り、生徒が焼きそばを手渡します。もうけた金は、いったい誰の手に渡るのか気になりました。やはり校長先生なのでしょうか。

ホットドックを売る地元中学生たち(Photo by 快適暮らし研究会)

公園の片隅に、座れるスペースをやっとみつけました。食べ終わると、目的達成です。早々に帰ることにしました。帰る間、サクラの花びらは、風にのってそよそよと舞い落ちてきます。妻と世間話などをしたり、地域猫と遊んだりして帰りました。

家に着くまでがお花見です。

 

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