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モトリー・クルーで知る妻心

随想
モクソン ホウ

法政大学文学部哲学科卒。編集関係の業務に従事。金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味は絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。

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モトリー・クルーのヴィンス・ニール様(Illustration by kimukuni)

心のボラティリティー

株価と同じように、心身のコンディションも上がったり下がったりするものです。ボラティリティー(Volatility)とは、一般的に価格変動の度合いを示すことばですが、心にもあてはまります。

心に動きがあること自体は正常なことです。問題は自力でコントロールできないときでしょう。ネガティブな方向に気持ちが動いているときに、ポジティブな方向に引き戻してくれる人の助けがいります。中央銀行の総裁のような存在が心にも必要なのです。

サポートしあう関係は、たくさんある必要はありません。大事なのは関係の深さであり、多さではないからです。

サポート関係のひとつに夫婦があります。力になってくれるパートナーなのですから、より相手を理解し、良いパートナーシップを築きたいものです。

謎の一例

ところが、パートナーを理解しようと努めるものの、ときには謎に出くわすこともあります。

妻はふだん瞑想的な静かな音楽を好んで聴いています。そうかと思えば、モトリー・クルーも好きだと言います。モトリー・クルー以外のヘビメタも好きかというと、そうでもなさそうです。

先日、わたくしがレッドツェッペリンの名曲「カシミール」を聴いていると「なんですか、その変な曲は」とつぶやいていました。

結論:謎は謎として理解しておく

妻がモトリー・クルーを好きになったきっかけは、英語の教材に使っていたからだと言いました。もっとも、教材としては向かなかったようですけれど。

人は矛盾する生き物です。私だって洋楽が好きですが、ときどき演歌も聴きます。人間は大きな森のようなものとして捉えるべきなのでしょう。森のなかには、いろいろなものが住んでいるものです。謎は謎として理解しておくことにします。

 

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