はじめて日経TESTを受けてみた!受験体験レポ

人生(LIFE)
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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日経TEST受験会場の拓殖大学

日経TEST受験会場の拓殖大学

「500兆円」をモノサシにすると、「日本の国の借金1000兆円」はGDPの2倍、「日本の個人金融資産1700兆円」は3倍強、といった具合に頭に入りやすくなります[1]

500兆円をモノサシとして考えるのが、経済のボリュームをつかむコツなのか……。これは「日経TEST 公式テキスト&問題集」のなかの一文です。ためになります。

日経TEST公式テキスト&問題集 2017-18年版

ニュースを関連づけて深読みできると、世の中の見え方も変わる。手がかりとして日経TESTを個人受験してみました。

日経経済知力テスト(日経TEST)|【法人用】
日本経済新聞社が提供する経済知力テスト。年間300法人以上、累計33万人が受験するアセスメントです。最新の経済動向を反映した100問80分のテストは、昇進昇格・研修・自己啓発など広く活用されています。

日経TESTでは、自分自身の教養を試せます。出題範囲は幅広い。経済・ビジネスの基礎、金融・証券、産業動向、企業経営、消費・流通、法務・社会、国際経済など。

「公式テキスト&問題集」をひととおり読んで、基礎知識を押さえます。日経新聞も毎日欠かさず読みます。テストを意識して手に取ると、新聞の読み方が変わります。どの話題が、試験問題として狙われるのだろう? 出題者の視線が気になります。

受験日が目前に迫ると憂うつになってきまます。結果のスコアは、単におバカさを証明するだけでは? しかし、受験料の5,400円は支払済み。意気地なしで試験放棄は、お金がもったいありません。覚悟を決め、受験会場に向かいました。

やはり大学は赤レンガづくりでなくちゃ、と思わせる

やはり大学は赤レンガづくりでなくちゃ、と思わせる

6月11日の日曜日は、梅雨の曇り空。受験会場は東京都内の茗荷谷(みょうがたに)にある拓殖大学の教室でした。歴史的建造物の本館も見どころです。大学らしい、赤レンガのシンボルでした。

長い行列に、一瞬たじろぐ

入口には、ながい長い行列ができています。教室に着くと、サラリーマン、主婦、学生さまざまな層の人たちが着席していました。腰下ろした隣の席には、シニア世代の男性。かたわらには、付せんがたくさん貼られた「公式テキスト&問題集」が見えます。受かる・落ちるの試験ではないものの、この「ライバル」たちに負けたくないという気持ちも生まれます。

試験時間は80分。四肢択一の選択式で、解答はマークシートに記入します。

実際に試験を解いてみますと、楽しくなってきました。クイズを解いているようです。試験前の憂うつな気持ちは晴れていました。GDPに関するような基礎問題、IoT、フィンテック、国際情勢、景気に関する時事問題……。新聞をふだんから読んでいれば、解ける問題もあります。

残り5分で、10問ぐらい残ってしまいました。 80分間は、少々足りなかったようです。新聞の読み込みの足りなさ。基礎学力を補強する必要を感じました。

このテストを楽しむコツは、ゲームとしてとらえることだと感じました。受かる・落ちるの試験ではないからです。11月も受験する予定です。


【脚注】

  1. 日経TEST公式練習問題集2016-17年版 1.Kindle の位置No.602-603
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