ブドウを食べながらアップルの歴史を読んだ。

人生(LIFE)
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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 仕事から帰って、部屋でブドウを食べた。ブドウを食べながら、Apple創業者の伝記を読んだ。
iPhoneよりも、iPadの開発が先だった事実には驚いた。
ジョブスによれば、iPadの説明には苦労していたようだ。iPadとは何か。五世代目となったiPadAirについても、重要な問いかけだ。これは禅問答ではなく、きちんとした答えがあるだろう。

 ipod の場合、それがなんであるのかは簡単に説明できた。 1000 曲をポケットにだ。だから、偶像的なシルエットの広告へきっと進めたんだ。でも、ipad はなんであるのかを説明しにくい。(p.357)

 いまから三年前の2010年10月、初代iPadが発売された。当時のコマーシャルでは、このように紹介されていた。

 「ipad は薄い。lpad は美しい…。クレー ジーなほどパワフルだ。魔法のようだ…動画に写真。一生かかっても読みきれないほどたくさんの本。これはもう革命だ。しかも始まったばかりなのだ」(p.359)

 iPadAirには、Appleの正統なDNAを受け継がれているだろう。Apple製品の美学とは、いかに薄く、シンプルするかなのだから。
参考文献:『スティーブ・ジョブス』ウォルター・アイザックリン著/井口耕二訳

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