おいしい菜食

ニラで身も心も温めよう

人生(LIFE)
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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歳相応に体力は落ちてゆきます。
それだけ、人生の知恵が必要となります。
薬膳の知識は、大人の遊びに通じる嗜みとも言えるでしょう。
10月は、そろそろ冬の入り口。体を冷やしてしまいがちな時期です。
私がくしゃみしていると、妻がニラ入りの温かい麻婆豆腐を作ってくれました。
ニラは、ニンニクやネギに通じる刺激があります。同様の滋養強壮の食材と言われています。
ニラ入りの麻婆豆腐を食べていると、二十代の頃の友人を思い出しました。友人は、インドのお寺へ仏教の修行に行きました。ネギ、ニンニク、タマネギ、らっきょう、そしてニラなどは、「五葷」といって修行中は食べてはいけかったそうです。友人の説明によれば「精がつくので、修行の妨げ」になるとのことでした。
計らずして、体を冷やしてしまったなら、ニラのお粥が良いかもしれません。体を温めるスパイス、たとえば七味唐辛子に合う料理なら、ニラは素晴らしい食材として貢献してくれることでしょう。

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