ハラスメント上司の誕生【セクハラ、パワハラに耐えた10年間①】

人生(LIFE)

会社員。愛読書は中国古典。好きなものはキャッシュレス、なつめチップス、ヤマト屋、ジェロントロジー、ポイ活。

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私は結婚しています。子どもはいません。晩婚だからです。子どもがいないことで、このセクハラ・パワハラ上司には何度もきつい言葉を浴びせられました。

子どもがいないのが気に入らないのか、子どもがいるのが当たり前という価値観なのか知りません。私自身が少数派なのはよく理解しています。少子化とはいえ、世の中は子どもがいる家庭の方がずっと多いものですから。この元上司はこんなことを言うのでした。

「顔色いいねぇ、昨日はめくるめく夜を過ごしたの?」と言い放つ

「流産もしたことないの?」「まだなの、お子さんは?」「孫が生まれたのですけど、本当にかわいくってねぇ」「(メディアで高齢女性が出産した記事を見かけると)40代の〇〇さんという芸能人が出産したらしいよ、あなたもがんばりなさい」「(出社時に顔の艶(つや)がいい私の顔を見て)顔色いいねぇ、昨日はめくるめく夜を過ごしたの?」…きりがありません。

私が45歳になったある日のことです。その元上司が笑いながらこう言ったのです。「もう45歳なんだ、子ども産めないね」。私は絶句しました。

自分に子どもがいないことを悲しいのではなく、少数派の自分を放っておいてくれないのが悲しかったのです。

セクハラ、パワハラに耐えた10年間
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