【「外資系OLのぐだぐだ」】馳せる童貞の気持ち

レビュー
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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外資系OLのぐだぐだ」という人気ブログが大好きなのだが、「童貞男子が夢見る「可愛くていい子」はみんな既婚のオッサンに寝取られてましたよ 」という挑戦的な記事を読んだ。どこかしらサディスティックな言い回で、鋭い切り口が面白かった。

なぜ童貞の気持ちが分かるのだ!

記事の内容よりも「女性の筆者は、どうして童貞どもの気持ちがわかるのだろう」というところにすっかり興味が集中してしまった。

ちなみに、私は「処女」が夢見る男性像なんて、ぜんぜん分かんないわけ。「白馬に乗った王子様」みたいな、ステレオタイプなもんしか思い浮かばんよ(笑)。そんな人っているのか??

非常に勝手ながら、いく人かの知り合いを脳内で登場させてみて、彼女たちが好きそうな男子像を想像してみた。ロック好きなZさんなら「音楽関係の仕事に関わる知的で優しい文系めがね男子」に間違いない。アジアで人気のアーティストになる野望を抱くXさんなら、彼女の活動をサポートできるお金持ちだろう。お掃除と物静かな世界を愛するαさんは、そういやお坊さんのような人が好きだと言ってたな。

有象無象の好みを要約するっては、私には非常に難しいことなのだった。 次に、自分は女子になったつもりで、「俺が女子ならこんな男なら惚れるかも」ってのを考えてみんだけど、結論から言えば思いつかなかったんで、逆に嫌いな野郎どもを考えてみた。

根っからなのヘテロセクシャルだからなのかもしれないが、女子たちが夢見るような恋愛対象ってのは思い浮かばないのである。分かれば、もっとモテモテの人生だったことだろう。こんな私だがロバート・デ・ニーロとか、ジョニー・ディップとか、チャーリー・ワッツとか、ブライアン・イーノとか、キース・ムーンとか、シド・バレッドとか、寺山修司とか、浅野忠信とか、永瀬正敏とか、自分なりに男性のアイドルってのはいるわけよ。でも、彼らが乙女が夢見るような男性とは思えないよね(笑)

そんなわけで、「外資系OLのぐだぐだ」の童貞男子の分析力と、「可愛くていい子」たちへの取材力と行動力には学ぶところがあるなと思ったんだな。

やさしくて、かわいくて、気の利いた、お金持ちの男の子

Pizzicato Five 『不景気』

20056-01

画像の出典:不景気 – YouTube

ピチカートファイブの「不景気」という曲の力を借りるなら、女子どものステレオタイプな理想ってのは「やさしくて、かわいくて、気の利いた、お金持ちの男の子」ならOK?!

この点を抑えておくと、面白い言い回しも生まれそうなので記憶しておこうじゃないか(笑)。

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