BMネコとたわむる東京砂漠の秋の午後

レビュー地域ネコと私
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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地域ネコ

見知らぬ他人を受け入れるBMネコ

我が家の近所には、通称「BMネコ」と呼んでいる地域ネコがいる。BMWを住処にしているネコである。首輪をしていないので、地域ネコのようだ。用事があって、この道を行き来するときには、ついこのネコを探してしまう。最近は見かけなかったので、交通事故にあったんじゃ?誘拐されたんじゃ?……と心配していた。

久しぶりにBMネコを見つけた。私は小躍りをしながら近づいた。BMネコはすべてを受け入れるように、見知らぬ私に体を撫でさせてくれた。ネコと私の横を自動車が通りすぎると、ネコは迷惑そうに、路肩へ移動した。自動車への警戒心も、普通のネコ並みにあるようで安心した。毛並みもよく、きっと地域で愛されているのだろう。飢えてもいなそうで、餌を定期的に与えている地域住民もいるのだろうと想像する。もしも、腹を空かせていなならば、私はネコ缶をもって定期的にこの道を行き来してしまいそうだ。

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