これじゃ部屋は一生片づかない!! 窮地で気づいたお掃除のこと

人生(LIFE)
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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 マンションの水漏れ事故後。部屋の修理のため、夫婦で荷造りをしている。妻の部屋はすぐに荷造りできたのに、“私の部屋”は片付かない。大変な機会に、重大なことを気いたのでした。

 

大掃除

撮影・筆者/iPhone4S

「汚れを綺麗にする」だけでは不正解

アズマ工業 短柄 手編みホーキ 匠

 掃除とは、「汚れを綺麗にする」では十分ではありませんでした!部屋のなかからは、自分が知らないモノがでてきます……。これらが自分の所有物と果たして言えるでしょうか?

 汚れは、不幸に似ています。私たちが気づかないところで、少しずつ育ってゆき、気づいたときには汚れているのです。汚れを発見したとき、私たちは「どうして掃除をしなかったのだろう……」と反省するかもしれません。でも、掃除を「汚れを綺麗にすること」と考えている限り、汚れたときにしか、掃除を始めることはできないでしょう。

 と、このことに、私は気づいたのでした。

掃除とは、すなわち“点検”!

クツワ STAD 拡大鏡 75mm MG275

 掃除は点検のことだと確信しました。汚れを見つけることが目的ではなく、私が何を持っているのかを、改めて知る作業です。管理が行き届かなくなったとき、汚れは発生します。ホコリが被りはじめると言っても良いでしょう。自分の持ち物をひっくり返し、眺め返す作業が必要です。定期的な点検のなかに、「汚れを綺麗にする」作業は含まれているように感じました。所有とは、どこに何があるのか、知っていることなのかも。

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