Paranel「タイムリミットパレード 」 溢れ出る言葉……ポエティックポップ

レビュー
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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 タイムリミットパレード

 Paranel(パラネル)の「タイムリミットパレード」は、とんでもない名盤だと思う。織りなす音は美しく、歌詞は散文詩の体をなしています。音楽家、画家、レーベルの主催者…。様々な顔を持つParanelは、まさにアートの塊です。

 Paranelの作品と出会って聴いた。CDの「タイムリミットパレード」には、ヒップホップ、ラップやポエトリーリーディングなど様々なエッセンスが凝縮している。

  

Paranelが音楽で描いた世界は、どこかしら見覚えがある風景だった

 MV 偽る  Paranel  YouTube 04 2523 20 54 04 2523 21 00

youtubeにて試聴可能

 youtubeにアップされていた「偽る」。この映像と音楽と言葉だけでも、Paranelの魅力を知るには十分だと思う。曲「偽る」もアルバム「タイムリミットパレード」に収められている。

作品の普遍性

 40歳のおっさんであるも、Paranelが音楽で描く世界は、どこかしら見覚えがある風景だった。私にだって若かった時代があり、脆く、ガラスのように繊細だった時代があったものだ。まあ、誰だって、10年・20年前なんて、ついさっきのことだけどね。

アートのかたまりとしてのParanelに期待

 イラストレーション、音楽、映像、そしてアニメーション。レーベルの運営自体は、アートマネジメントとしても、社会的に貢献が期待される仕事だろう。彼自身作家でもあり、才能を発掘する立場でもあるParanel。今後の活躍がとても楽しみだ。

タイムリミットパレード
タイムリミットパレード

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Paranel
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