瀬畑 亮セロテープアート®展 2018、オープニングパーティに行ってみた!

レビュー
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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瀬畑 亮さんに会いに行く

小雨降る2018年1月8日の夕方、「瀬畑 亮 セロテープアート®展 2018 in 六本木」のオープニングパーティーに参加してきました。

瀬畑 亮さんの活動を、数年前からウォッチしています。セロハンテープを使ったとは思えない不思議な作品を制作している「セロテープアーティスト」です。youtubeでも作品解説の動画があります。

今回の開催場所は「ヒデハル フカサク ギャラリー ロッポンギ」、深作眼科に併設されているギャラリーです。

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入口は大きなガラスなので、中の様子は外の通りからも見えました。

ヒデハル フカサク ギャラリー

ヒデハル フカサク ギャラリー入口

作家、裏ボスさま、ご両親ともお話ができました。芸術活動は家族の協力や理解があってできるものだと改めて感じます。

少年時代のエピソードで、お母さまが大量のセロテープを買い与えたという逸話は面白かったです。もし、買ってきたのが違うテープだったなら…、いまの瀬畑さんはどうなっていたことでしょうか。

セロアートを鑑賞する

3年前に訪れた個展では巨大なオブジェが衝撃的でした[1]。今回は、お部屋に飾れる実用的なサイズを主に展示しています。

セロ版画™️「シマウマ」

セロ版画™️「シマウマ」

セロハン画は、約15ミリのセロテープを貼りつけて作られています。油絵や水彩画とは違った発想の作品。濁りのない深い色味が魅力です。絵の具のように混ぜて色を作るのではなく、一枚一枚セロテープを重ねて色を調整しているからなのでしょう。

セロ版画™「Tape-layer Works.16」

神業です。制作に使う特注カラーセロテープも展示されていました。セハタモデルという名前で、驚くほど薄い濃度のセロテープでした。

セハタモデルのセロテープ

セハタモデルのセロテープ

絵画を飾ると、空間に彩りだけでなく、人々に話題も提供してくれます。文房具としてなじみ深い接着テープで作られている美術作品に、訪れた人たちは驚きを語り合うことでしょう。単に癒やしだけでなく、話題と驚きを提供してくれます。

テープスカルプチャー タイプ10

テープスカルプチャー タイプ10

「テープスカルプチャー」シリーズは、先カンブリア紀の生き物をほうふつさせます。正体不明の生き物(?)がエロティシズムを漂わせています。

現代美術だけでなく、ポップな作品でも才能を見せてくれます。世界観の広さに感心してきます。

干支にちなんでいるようにも見えます。

作家の瀬畑さん自身も気さくな人柄で魅力的です。どことなくユニセックスな雰囲気を漂わせています。ざっくばらんなお話を聞けて、楽しい時間を過ごすことができました。ますます応援したくなってきます。

ご興味をもたれた方は、ぜひ瀬畑 亮さんの個展へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

個展情報

  • 瀬畑 亮 セロテープアート(R)展2018 in 六本木
  • 1月8日(月)〜1月20日(土) 11:00〜19:00
  • 東京都港区六本木7-8-9 深作眼科ビル1F・B1 ヒデハル フカサク ギャラリー 六本木

参考にした主な資料、関連ページ:瀬畑 亮 公式ホームページ – セロテープアート®/Cellotape ArtFacebookページ:セロテープアート 瀬畑 亮 – ホーム


【脚注】

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