世界一有名な低気圧 暗くて寒いところ

レビュー
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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イラスト・撮影 /筆者:iPhone6 Plus

blurのThis Is A Lowのように過ごしたい

今日はオフだった。大切な方への贈り物を済ませると、そのまま私は一人で東京中を散歩した。軽いリュックに、水筒とiPhoneを持って歩くのが好きだ。

東京は寒い秋の風。重い雲が垂れ込めるものの、雨も降らず、雪も降らない。暗い秋は、子どもの頃に見た風景と似ている。感傷的なThis Is A Lowみたい。ムーミン谷の物語だって、暗くて寒い世界。だけど、暗くて寒いからこそ、暖炉の温かも映えるってもの。blurの暗いイギリスの風景は、きっと泳げないくらい荒い太平洋の仙台と似ているのかも?

地下鉄を乗り継ぎ、山手線をグルグル回り、新宿の懐かしい場所を徘徊し、お気に入りのお寿司屋で大盛りのちらし寿司を食した。

その間、私が考えていたこと。どうして、ここ最近は絵が描けなくなってしまったのだろう……。きっと、幸せになってしまったからなのかも。

散歩の間、MacとiPhoneとiPadと、そしてOmniFocus 2 for iPhoneに思いを馳せた。帰りに八百屋でリンゴを買い、妻と一緒に梨を食べた。

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