「あなたが好きなもの」ではなくて、「私にオススメなもの」を知りたい

レビュー
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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「あなたが好きなもの」ではなくて、「私にオススメなもの」を知りたい

「あなたが好きなもの」ではなくて、「私にオススメなもの」を知りたい

Twitterでブレイクし、プロのマンガ家になった森もり子さん。その4コマ漫画はがんちくがあって面白いと思った。

私自身を振り返ると、オススメを聞かれたとき、自分の好みを熱く語ってしまいがち。誰かのことより、自分のことを話したくなる。

大好きなモノ・コトだからこそ、相手に説得力が伝わることもあります。しかし、相手にとってそれが必要のない情報だったなら、聞き手にとってそれはただの「ゴミ」です。ゴミは渡されても嬉しくないので、そのような話し手は、なかなかモテません。これは、どこかしら、企画立案のコツだったり、メディア論に通じるお話にも思えます。

森もり子さんが人気を集める「ひねくれた視点」「ネガティブなつぶやき」は、本当はひねくれ者の素顔を持つ人たちにとって、快感をもたらす劇薬です。

言うほどじゃないけど
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森 もり子
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