ナイジェリアの小説家エイモス・チュツオーラの『やし酒飲み』

学びと読書
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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ナイジェリアの小説家エイモス・チュツオーラの『やし酒飲み

小説家の保坂和志さんは著書『書きあぐねている人のための小説入門』で「私が知っていた小説とはまったく異質な作品」として紹介している。ナイジェリアの小説家エイモス・チュツオーラ(1920〜1997年)の『やし酒飲み』。

「わたしは、十になった子供の頃から、やし酒飲みだった」という書き出しで、やし酒を飲むことしか能のない男が、死んだ自分専属のやし酒造りの名人を呼び戻すため「死者の町」へと旅に出るという話。

たぶん翻訳者の故意によるものなんだと思うけど、翻訳は「だ・である」と「です・ます」が混在していて、それが独特の時間が流れる世界を演出している。

Bitly
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