日経TEST 癒やしの332点

人生(LIFE)
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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11月11日に受検した日経TESTの結果が返ってきた。616点だった。前回は636点だったので点が落ちた。点があがらぬ。700点越えを狙っていたが、結果はそうならなかった。

講評にはこう書かれていた。

知識・知力ともに高いレベルにあり、ナレッジワーカーとしての高い資質が見て取れます。持てる知識と知力を活用することで、新たな価値を生み出すことが期待できます。

今回で受検は4回目。「持てる知識」で小粋にモテたい。2年間受け続けたが、点は上がっても下がっても、日常はさして変わらない。

講評ははじめ持ち上げておきながら、手厳しい言葉を毒吐きはじめた。

ただし個々の企業の具体的な動きなどに関する知識量は不十分で、知識の実践性という点で、かなり物足りなさがあります。

そのとおりと思う。個々の企業の具体的な動きを、自分の利害として感じるにはエレガントに株でもやったり、悩殺的に起業でもしたり、修行する必要がある。

まんじりともせずもんもんとしていると、ゆるい動画があった。「土居が日経TEST受けるってよ 第5話 いざ本番!結果は…⁉ 篇」という作品だ。

お笑い芸人のレポーターの土居さんが日経TESTを受検するドキュメンタリー。その結果は332点だった。われながら嫌らしいことに、この他人の「不幸」に慰められた。しかし、土居さん自体は嫌みなところがなくすがすがしい。不幸そうに見えない。

経済知識のなさが売りとなり仕事が舞い込むこともある。結局のところ、点が高かろうが、低かろうが人生は劇的に変わらぬ。日経TESTは趣味でうけるものだし。

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