妻に伝えたい「湯たんぽ」へのお湯の入れ方

人生(LIFE)
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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湯たんぽのお湯はベールに包まれた容姿の深鍋で沸かす。なみなみと沸かせば、ちょうど湯たんぽ2つ分になる。

湯加減はまだまだ研究の余地がある。とりあえず70度程度にしておく。私はつい欲張って100度で沸騰させてしまう。が、なるほどこれは熱すぎる。寝ている時の低温やけどに注意したい。料理温度計で測る。

湯たんぽはシンクのなかで準備しておく。色っぽくフタをあけよう。ホームセンターで見つけた樹脂のミステリアスな輪を台座に使う。これが極めて重要だ。まことに便利だ。この上にろうとを置くと安定する。

鎮座させ湯を注ぐ。

鍋をガス台から移動させる。くれぐれもやけどには注意してほしい。高々と持ち揚げてはいけない。調理スペース(ここを「ワークトップ」と呼ぶらしい)を滑らすようにゆっくり移動させて、シンクに近づける。ミルクポットがヒシャク代わりになる。

湯を入れ終わったら、しっかりとフタをしめる。わが家のは立つ湯たんぽだ。立たせたままだと、カバー掛けが便利であるという工夫だ。茶柱と同じ縁起物ととらえることもできる。

深鍋には種類がある。パスタ鍋は薄く、寸胴(ずんどうなべ)鍋は厚いという。とすれば、わが家の鍋はパスタ鍋だ。だから、煮物に使うと底が焦げ付いてしまう。次は寸胴鍋を買いたいもんだ。でも、焼きパスタのスキルを獲得して以来、深鍋を使うのは、めっきり湯たんぽのためになった。冷静なってみれば、わが家に「寸胴鍋」は猫に小判かもしれないね。

 

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