文筆家・荻原魚雷さんの随筆ブログの読みごこち

学びと読書
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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collage by kimukuni

文筆家・荻原魚雷さんのブログは読みごこちがよい。まるで随筆を読んでいるかのよう。

文壇高円寺

随筆は広辞苑第七版によりますと「見聞・経験・感想などを気の向くままに記した文章」と説明しています。ブロガーなら誰しも随筆家になれる資格はありましょう。もっともあるのは資格だけで、身辺雑記を書けば誰でも随筆家なのかといえば、そうともいえません。書き手の才能、文体、文章構成もからんでくることなのでしょうから。

魚雷さんの文体が好きで、ブログだけではなく著作も読んでいます。滋味にあふれた文体は、哀愁がありつつも粋な生き方も示しています。

豆腐のお話を見つけました。

起きたら室温が十度以下。コタツの上に電気コンロを置いて、やかんで湯をわかす。沸騰したら止め、湯気がおさまったら、またわかす。

豆腐+しょうがの汁もの生活は続く。最初はうどん、その後つゆを足して雑炊にする。阿佐ケ谷の沖縄料理の店で沖縄そばの濃縮つゆを買ったのだが、ちょっと味が足りないと思ったときの抑えの切り札として使っている。

出典:文壇高円寺: 失敗の回数券、(閲覧日:2018年6月1日)

 

気温の変化が激しくなる時期は、腰痛が再発しやすいので、無理をせず、休み休み、仕事をする。

あとは、よく歩く、よく寝る、飲みすぎないこと。

この冬、ほぼ毎日豆腐を食べていた。そのせいかどうかはわからないが、なんとなく調子がいいような気がする。

出典:文壇高円寺: あれから二年、(閲覧日:2018年6月1日)

気づきました。食材や料理への態度は、その人の人生を占っていることを。料理の手法や段取りは、人生への戦略と重なります。

ところで、魚雷さんは豆腐の水切りはしていらっしゃるのでしょうか。私は必ずしております。話は変わりまして、私が編み出しました水切り法を書いてみようと思います。

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