【物悲しい理由】夕方5時に町のスピーカーから流れるチャイムやメロディー

レビュー
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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ため息と黄昏と未来

ため息とたそがれと未来、そして午後5時のメロディー

たそがれて薄暗く、昼間に比べれば肌寒くなる午後5時。町のスピーカーから時報を兼ねたメロディーが流れます。この時間に流れるメロディーは、おしなべて物悲しいものです。

「夕焼け小焼け」、「赤とんぼ」、「故郷」、「シャボン玉」…。マイナー調で、憂うつになります。「こんな寒くて暗いところにはいたくない」。家に早く帰りたくなるのです。

ありえないことを、想像してみます。午後5時に町のスピーカーからローリング・ストーンズの曲「let’s spend the night together」が流れた大変です。

「夜はこれからだ」と。

ウキウキ、ワクワクしてきます。家に帰らずに、夜遊びに耽りたくなってきます。これでは、お家に人が寄りつきません。

だから、午後5時は物悲しいメロディーの方が良いのです。子どもたち、そしてお父さんやお母さんがお家に帰ってくるように。

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