ふつうの社会人だけど、ヘーゲル『哲学史講義 』(長谷川宏訳)をポチった理由

人生(LIFE)
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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ひまつぶしのクイズに最適なのが、「倫理」の受験参考書。「センター倫理」の一問一答で、心理学、哲学、宗教の教養を試して時を忘れます。知っているつもりだったのに、正解率は目も当てられません。大学生のときに、西洋哲学史の講義をうけていたはずなのに。

哲学の話題は、ふだん手にする新聞でも賑やかです。哲学業界と畑違いのアナリストも話題の哲学書(たとえば東浩紀さんの『ゲンロン0 観光客の哲学』)を読み、経済紙で引用にさりげなく使います[1]。そんな『観光客の哲学』をひもとけば、カントやらヘーゲルやら、古典的な哲学者の名前が網羅されています。

哲学は、大学の教室にあるものではありません。哲学用語の諳記が、哲学することでもありません。しかし、教養が求められる社会人には共通の知識として、哲学の専門用語がしれっと語られます。

哲学の大家 から哲学史を教えてもらえば合理的です。大家と言えば、バートランド・ラッセルも西洋哲学史の教科書を書いた哲学者です。す。なぜ、ラッセルじゃなくて、ヘーゲルなのか。理由は簡単。kindle本になっていなかったから。

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ヘーゲル『哲学史講義』1巻〜4巻を、半年くらいかけて読破するつもりです。すなわち、1か月に1巻が目標。ならば、4か月の間違いではないかと思うでしょう。これで、いいのです。怠惰な読者だから、そこは6か月。

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【脚注】

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