同じメーカーで、10年モノと3年モノの紹興酒。その味の違いとは?

人生(LIFE)
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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10年モノと3年モノの紹興酒、その味の違いとは?

10年モノと3年モノの「紹興酒」 、その味の違いとは?

百薬の長とも言われるお酒。馴染みの酒屋から、2種類の紹興酒を買いました。

目の前にあるお酒は10年モノと3年モノです。原材料はほぼ同じだけど、値段はかなり違います。お味も違うのでしょうか。

紹興酒は男が飲む酒ではない?

紹興酒といえば、日本人の私は中国の代表的なお酒だと思ってしまう。しかし、そうではないと断言するのは、「笑っていいとも」などを手がけた名プロデューサーの(故)橫澤彪さん。

中国人にとって、紹興酒とは、中国の一部の地域で飲まれている酒にすぎず、その存在すら知らず、知っていても「あんなのは男の飲む酒じゃない」と思っている人も多いというから驚いた。だから、中国人に社交辞令のつもりで「私は紹興酒が好きでいつも飲んでるんですよ」なんて言わない方が良いと忠告する[1]

がーん、ショック…。紹興酒って、中国人にそんなに印象が悪いお酒なのでしょうか。これまでの人生を振り返れば、いろんな友だち(ほとんど日本人だけど)にプレゼントしちゃったよ。これはこれで、別の機会にリサーチしなくては…。

紹興酒10年モノと3年モノの価格リサーチ

このようにさまざまな意見もありますが、私は紹興酒が好きです。しかも、紹興酒に詳しい酒屋さんも身近にあるのだから、これからも、もっと楽しみたい。

10年モノと3年モノは、原材料が同じなのに、値段が相当違う。ネットで価格をリサーチすると、10年モノの紹興酒は2000円台で、3年モノは700円台でした[2]

原材料は、ほぼ同じ

原材料は、ほぼ同じ

原材料は「もち米、麦または小麦麹、カラメル色素」とほぼ同じ。気になるお味を試すべく、さっそく飲み比べてみました。

紹興酒10年モノと3年モノを飲み比べ

先に申しておきますと、私はB級グルメをこよなく愛する、違いの分からない男です。まずは、10年モノを飲んでみた。うん、フルーティで、飲みやすくて、美味しい!

まずは10年モノの紹興酒

まずは10年モノの紹興酒

次に、3年モノです。うん、こちらもフルーティで、飲みやすくて、美味しい!

次は3年モノの紹興酒

次は3年モノの紹興酒

あらま、どちらも、同じ言葉となってしまいました。

あえていえば、10年モノには、深みとまろやかさがありました。3年モノは、ストレートにガツンとくるようなクセがあります。スコッチや芋焼酎など、きつめのお酒を飲める人なら、3年モノの紹興酒も楽しめると思います。

紹興酒選びの結論

表示の仕方に違いはあるものの、原料は同じ。なもので、選ぶときはお好みの方で良いと思われます。私は違いの分からない男なので、個人で飲むときは3年モノ、親しい友だちへの贈り物としては10年モノを選ぼうと思いました。

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【脚注】

  1. 『大人のための友だちのつくり方』橫澤彪(著)、サンマーク出版、2007年、p220
  2. 2016年8月2日調査時
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