【蕎麦のたしなみ】ソバ粉入りお好み焼きを作ってみた、その味は?

人生(LIFE)
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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今回作った「お好み焼き」は、広い意味で「ソバがき」の一種

今回作った「お好み焼き」は、広い意味で「ソバがき」の一種

夏ばて防止に、ソバ粉にもっと親しみたい。ソバ粉入りのお好み焼きを作ってみました。

ご近所のスーパーで購入した今回のソバ粉

ご近所のスーパーで購入した今回のソバ粉

下の画像は、ソバ粉入りのお好み焼きのタネです。小麦粉とソバ粉は半々。それに玉子、鰹節、キャベツ、ネギ、山芋豆腐を加えました。

小麦粉とソバ粉は半々。それに玉子、鰹節、キャベツ、ネギ、山芋豆腐を加えた

小麦粉とソバ粉は半々。それに玉子、鰹節、キャベツ、ネギ、山芋豆腐を加えた

私たちが「ソバ」と呼ぶ細く切った食べものは、「ソバ切り」のこと。ソバの実を具入りの汁で炊けば「ソバ雑炊」となるし、ソバの粉をお湯で練れば「ソバがき」となる[1]。というわけで、私が今回作った「お好み焼き」は、広い意味で「ソバがき」の一種と言えます。ソバの栄養については、次の記事もお役に立つかもしれません。

ソバ粉は小麦粉よりもタンパク質が多く、アミノ酸の構成も良い[2]ので、混ぜれば更に栄養のとれるお好み焼きになるはず。「お好み焼き」らしい味になるでしょうか。

では、ガスコンロにセットします。

愛用のフライパンで二人分を同時に作る

愛用のフライパンで二人分を同時に作る

ほどよい焦げ目ができるように、中火で焼き上げました。

中火で焦げ目をつける

中火で焦げ目をつける

お好みソースと愛用の大豆マヨネーズをかけました。お箸を入れると、ふんわり。山芋豆腐のおかげです。

愛用の大豆マヨネーズを使った

愛用の大豆マヨネーズを使った

見た目は、若干黒めですが、ごくふつうのお好み焼きと変わりません。気になるお味ですが、二口目ぐらいから「おや、ソバの風味がするな」と気づきます。ソバの香ばしさが効いて、なかなか美味しい出来になりました。

ちなみに、弱火で焼き上げると、いかにもソバっぽい色のお好み焼きとなります。私は、焦げ目を付ける中火の方が好きですけど。

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ソバ切りでいただくと、栄養が湯にどうしても溶け出てしまいます。ソバがきやソバ湯など、栄養をそのままいただく工夫すると、健康に過ごす食生活の楽しみが増えてきます。

参考文献:『ソバ屋で憩う―悦楽の名店ガイド101 (新潮文庫) 』杉浦日向子著、新潮社、1997年/『江戸の健康食: 日本人の知恵と工夫を再発見 』小泉武雄著、河出書房新社、2016年

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【脚注】

  1. 『ソバ屋で憩う』杉浦日向子著、新潮社、1997年
  2. 『江戸の健康食』小泉武雄著、河出書房新社、2016年
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