【ジェイムスの曲「Moving On」】生まれ変わりを描いたPVが美しい

レビュー
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

木村 邦彦をフォローする

宗教的、哲学的な深みを持つ感動的なミュージックビデオを紹介します。

毛糸のアニメーションで、まもなくこの世を去る子どもと、見守る大人が描かれています。子どもの体を作る毛糸が少しずつ解かれてゆき、そして…。

描かれているテーマは「生まれ変わり」「別れと出会い」「輪廻転生」…。はかなさや悲しさを感じさせる物語ですが、別の人格として新しい生がスタートする展開には、どこかしら喜びも感じさせます。

もっとも、生まれ変わりという死生観をめぐっては、人それぞれのとらえ方があるでしょう。人生の悲しみや喜びを、ただ繰り返すだけではないのか?こんな具合に、突き詰めて考えるとディープな議論になってきそう。

ジェイムス (James) は、イギリスのロックバンドで、1981年にマンチェスターで結成されました。ブライアン・イーノ(Brian Eno)と共に仕事をしたスタジオアルバム『Laid』(1993年)などの代表作があります。

Laid

美しい死生観が描かれたPVの曲「Moving On」は、2014年に7年ぶり発表されたアルバム『LA PETITE MORT』 に収められています。

LA PETITE MORT

PR
タイトルとURLをコピーしました