宮城県のホヤ、大量に余って5000~1万トン処分のショック

人生(LIFE)
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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宮城県の港(イメージ)

宮城県の港(イメージ)

ホヤって、知っています?私は大のホヤ好きで、このブログでもアロマと関連づけたお話を書いたこともあります。

お寿司のネタにもなりますし、刺し身や酢の物は定番で美味しいんですよね。東京圏内で買うと、すでに鮮度が落ちて美味しくありません。食べるなら、獲れたてが一番です。東北を訪ねたときに、ホヤを食べることは大きな楽しみのひとつです。

産直丸魚 南部もぐりの手摘み 種市産 活 天然 ほや 1kg (3-5玉)

画像の出典:産直丸魚 南部もぐりの手摘み 種市産 活 天然 ほや

そんなホヤ好きの私に、妻がショッキングなニュースを教えてくれた。2016年7月15日付の新聞[1]によると、なんと、宮城県の養殖ホヤが、5000~1万トンも処分されるらしい。

理由は、悲しくも東京電力福島第1原発事故が影響している。報道によると、宮城県の養殖業者が育てたホヤを、原発事故を理由に食品の輸入を禁止する国もあり、大量に余ってしまったという。国内の販路拡大に取り組んできたものの、やはり消費拡大には限界もあった。価格下落を防ぐ必要があるので、飼料・肥料として処分を検討しているのだという。

このたびの処分は、養殖業者の生活を守るためにも、仕方ない面もあるのでしょう。震災から五年。原発の事故の影響は、いまだ収束していないことを感じさせるニュースでした。

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【脚注】

  1. 日本経済新聞、2016/07/15付朝刊
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