【狩野炎立さん】男っぷりを感じる作品に再会、銀座ギャラリーG2(奥野ビル)

レビュー
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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狩野炎立さん(イラスト:モクソン ホウ)

作品と狩野炎立さん(イラスト:モクソン ホウ)

楽しみにしていた美術展を観るため、銀座に行ってきました。Gallery G2ギャラリーG2)で行われた「池田龍雄狩野炎立二人展」(会期:2016年4月14日-26日)です。

惜しまれつつ天国へ旅立った故・狩野炎立(かのうえんりゅう)さんは、世界をまたにかけて活躍する陶芸、金属工芸、野焼きのマルチな作家さんでした。移転前のギャラリーG2で、一度、お目にかかったことがあります。優しくて、オシャレで、男っぷりの良い方でした。一言で言えば、「格好いい」。まさしく、この「オシャレで男っぷりの良さ」は、作品にもにじむ魅力です。ギャラリーG2に集まる作家たちを世界に送り出し、若手の間では「世界の狩野」と親しまれ、愛されていた記憶もよみがえってきました。

ギャラリーに入ると、ギャラリストの狩野 珠生さんがいらっしゃって、作品を分かりやすく解説してくださいました。グラフィックデザイナーから芸術家に転身されたお話などを拝聴すると、ドラマチックで、とてもわくわくしてきます。

ギャラリーG2がある「奥野ビル」は、築80年の高級デザイナーズマンションとしても有名です[1]。ドラマの撮影でも、しばしば使われます。

ギャラリーG2がある「奥野ビル」

ギャラリーG2がある「奥野ビル」

銀座のギャラリーめぐり、お散歩ルートに、おすすめスポットです。入りやすい雰囲気ですので、訪れてみてはいかがでしょう。

Gallery G2 – Gallery G2 artprojectg2
Gallery G2 1 F 1 -9-8 Ginza, Chuo-ku, Tokyo, JAPAN G2@art-project.jp …

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【脚注】

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