【金木犀、秋の香り】良い香りが気持ち良い理由

人生(LIFE)
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

木村 邦彦をフォローする

20046-00-1

9月中旬となり、キンモクセイの甘い香りが東京でも漂いはじめましたね。まさに秋を代表する香り。

香りの脳への伝わり方

良い香りには、どうして癒やされるのでしょう?香りについて、少々調べてみました。

20045-01

香りは脳の「感じる」部分に一瞬で伝わる

金木犀の香りをかぐと私は、「秋の大運動会」「秋晴れに洗濯している母」といった、子どもの頃の記憶が蘇ります。香りは記憶の分野に働きかけるからなのでしょうか?

香りはヒトの感情や行動、記憶を司る大脳辺縁系に直接働きかけ、さまざまな効果を与えています。近年では研究により「香り」は身体に多くの効果があると化学的な作用も実証され始めています。

出典:香りがもたらす一般的な効能についてご紹介しています

ふと感じた香りでイライラや沈んだ気持ちが晴れたという経験はありませんか?香りは脳の「考える」部分を通さず「感じる」部分(大脳辺縁系という場所)に一瞬で伝わります。そこから視床下部という体の生理機能をコントロールする部分へ伝わり自律神経、免疫系、ホルモン系の働きのバランスをとることで心身へ影響をあたえるといわれています。

出典:香りが体にもたらす働き | ローズオイル | わかさ生活美容研究室

大脳辺縁系とは

記憶を管理したり、自律神経に関わるのが大脳辺縁系です。

20046-02

大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)は、人間の脳で情動の表出、食欲、性欲、睡眠欲、意欲、などの本能、喜怒哀楽、情緒、神秘的な感覚、睡眠や夢などをつかさどっており、そして記憶や自律神経活動に関与しています。

出典:大脳辺縁系のお話し – パーキンソン病 病状・介護日記

大脳辺縁系(だいのうへんえんけい、英: limbic system)は人間の脳で情動の表出、意欲、そして記憶や自律神経活動に関与している複数の構造物の総称である。

出典:大脳辺縁系 – Wikipedia

感情、眠り、神秘的な感覚といった人間の繊細な部分を刺激するようです。「考える」必要がないので、アロマな香りは心の疲れを癒やすのでしょう。

金木犀の香りのすてきな効能

20045-03

リラックス・鎮静効果

金木犀の香りには、ラベンダーに通じるリラックスの効果があるようです。

金木犀は、強烈な香りですが、食材としての効能同様、リラックス系の強い効果を発揮します。精神を安定させ、イライラや不安を軽減してストレスを小さくする作用が働くのです。

出典:金木犀の効能~心と体を鎮めてくれる癒しのお薬~ | TRENDRIPPLE(とれんどりっぷる)

老化を防ぐ

Pouchに寄せられた大井たまさんの記事によれば、金木犀には癒やし以外にも老化を予防するといいます。

キンモクセイには、この体内の酸化を防ぐ「抗酸化作用」があることが、食用花を対象とした研究の中でわかっています。ハーブティーとして飲まれているハイビスカスやジャスミンと比較しても、高い効果があることが認められたのですって!

出典:懐かしい気持ちになるだけじゃないんだ!色々な効能のある「キンモクセイ」のアロマセラピーはじめませんか? | Pouch[ポーチ]

金木犀の香りは甘くて物悲しい

金木犀の香りが漂う9月から10月になると、夏も終わり季節はすっかり秋だと気づかせます。あと数ヶ月で今年も終わりなんだよなあ、そんな物悲しさも毎年思い出させます。一年が経つのって、本当に早いですよね〜。

タイトルとURLをコピーしました