【無印iPad(2018)レビュー】本当に「もうProである必要はない」のか?

レビュー
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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iPad(2018年モデル)

写真をごらんください。無印iPadとボールペンです。私はApplePencilを持っています。それなのに、どうしてボールペンなのでしょうか。その理由を書いてみたいと思います。

無印iPad(2018年モデル)をApplePencilと一緒に購入しました。2013年にリリースされた初代iPadAirからの買い換えです。本日で3日目。店頭で触れていても、実際に使って気づくこともあります。

利用目的はFPの勉強です(そして漢字の書き取りと算数も)。紙のテキストはすぐに自炊して、PDFにしてしまいます。iPadは電子書籍やPDFのビューアーで使います。

初代iPadAirとの大きな違いは、2つのAppを同時に使えることでしょう(Split View)。隔世の感があります。しかも、2018年モデルの無印iPadはApplePencilに対応しています。左側にテキスト、右側に辞書やメモ帳を出して勉強しようと思いました。

カバーは純正のSmartCoverを装着しています。まずはこの利用状況で感動した点を列記してみましょう。

  1. 軽い。電車での学習効率が上がった。
  2. 大きすぎず、小さすぎず。カバンから取り出すのも楽。
  3. Split Viewで調べ物が楽になった。
  4. 学習利用が目的なら128Gのストレージでも十分。

資格学習用に購入しましたからには、書き取りもふんだんに行います。しかし、iPad2018年モデルはiPadProに比べますと、筆の速さにもたつきがあります。これまでサードパーティー製の静電容量式のデジタルペンとは雲泥の差がありますが。

もたつき感は手書きアプリでも違いがあります。「GoodNotes 4」は優秀なアプリで、もたつきを感じさせません。ストレス少なく書き取りができるようになりました。

そうはいいましても、もたつき自体が消えたわけでありません。だから、メモ帳とボールペンも併用しているのです。

メモとペンの併用から解放されるのなら、iPadProの選択肢は決してオーバースペックでないと感じます。だから、2018年の秋に発売が噂されている新型iPadProが気になります。余裕資金があれば12.9インチのiPadProも使ってみたいと思い始めていました。

GIZMODOの記事で「Apple Pencilを手に入れ、もうProである必要はない」と書いていました[1]。しかし、実際に無印iPadを使ってみますと、10.5インチと12.9インチのどちらのiPad Proにも、アドバンテージ(有利なこと)があることに気づきます。処理速度の早さであったり、画面の大きさであったりします。

完璧なデバイスなるものは存在せず、大事なことは使い方です。こうしたことを踏まえた上で、iPadProもおすすめしておきたいと思います。


【脚注】

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