【食べ比べ】「S&B 特製カレーフレーク」「 甘利香辛食品 花ベルカレーパウダー」

レビュー
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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日々の料理では、まるで味噌汁に味噌を入れるように、カレー調味料を使う。こんな具合なので、カレー粉やカレーフレーク(固形のルウを砕いたもの)の消費量は多い。ふだん愛用するカレーフレークは「S&B 赤缶 カレーミックス (通称「赤缶」)」ですが、一缶200グラムに物足りなさを感じる。もっとコスパが良い、1キロ袋入りの業務用を探してみようと思いました。

甘利香辛食品 花ベルカレーパウダーは上級者向き

まず購入したのは、Amazonのレビューも良好な「甘利香辛食品 花ベルカレーパウダー 1kg」でした。

原材料もシンプルで、小麦粉や油脂などが入っていないカレー粉です。いわゆる「カレーライス」を作るとき、とろみを生み出すためには、具材をマッシュするなど工夫が必要になります。一方、ドライカレーを作るなら、さらさらした調味料なのでむしろ便利と思われます。

実際に料理で使ってみると、ふだん使いのベースとしては、辛さが強すぎでした。私も妻も使いこなせず、旨味やとろみの出し方をめぐって、あやうく夫婦げんかになりかけた。

多くの評価を得ている良いカレー粉ですが、味の好みに相性もあり、次のカレー調味料を探すことにした。

S&B 特製カレーフレークは中級者向き

欲しいのは、なるべく自己主張しない、基本となるベース。

次に手配したのは、「S&B 特製カレーフレークA-1 1kg」です。ガラムマサラのようなカレー粉ではなく、カレーフレーク(ルウの一種)で原材料に小麦粉や油脂が入っています。日本で独自の進化を遂げたカレールウは、料理で失敗も少ない。

原材料の一番目が小麦粉なので、エスニック風というよりは、日本風「カレーライス」の味わいと予想がつきます。 まずは、味見用に、簡単なカレーを作ってみました。

カレーフレークを試食してみた

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タマネギを、きつね色になるまで炒め、洋風スープとルウを加えます。赤缶にしてもそうですが、スーパーなどで見かける固形ルウと違い、これだけ使っても美味しくなりません。

瓶に入っているのは、クミンシードとコリアンダーシードです。目的に応じて、このようなスパイスや調味料を加えます。

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試食用のカレーができあがりました。

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食べてみると、甘利香辛食品 花ベルカレーパウダー 1kgとは逆に、辛味がほとどんどない。

基本のベースは辛くない方が便利

もともと辛いと、引き算で味を調えるのは難しい。スパイスを足し算で整えた方が楽です。好みに応じて、カエンペッパーや、シナモングローブブラックペッパーなど、辛味のスパイスを加えます。香りづけには、カルダモンベイリーフ。深みを加えるには、最後にヨーグルトを使っても美味しいでしょう。

基本のベースとして非常に使いやすいと思いました。

S&B 特製カレーフレークA-1 1kg」は、赤缶の流れをくむマイルドな味でした。当面は、このカレーフレーク(ルウ)をベースに使い込むつもりです。

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