石の上に蒔かれた種は、干からびて枯れないのか?

人生(LIFE)
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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人生の終わりが見える年齢

四十代になると、もう若くないんだなと自覚することも多い。人生の終わりも、まだ遠くのようだけど、感じることができる。残された時間は少ないので、とても貴重で大切だ。私は素晴らしい妻をめとったし、粋な友人たちとも出会ってきた。私には、これからも素敵な出会いが待っているかもしれないし、その出会いのための準備をしたいと常々思う。

好きなお店に行き、大切な人と、好きなものを食べる。新しい時代を切り開くイベントに関わるような、ワクワクする場に居合わせたい。おじさんになると、子ども時代よりも、わがままになり好き嫌いが激しくなってきた。それでいいんじゃないかい。

むしろ、子ども達はとてもがまん強く、つまらないことを強いられても、懸命に消化している。自分の子ども時代より、すべての子どもたちはエラいと思ってしまう。

おじさんになって分かったことはいくつかある。世の中は結構適当だし、悪と善の境目も変わりやすい。すべてのものに分け隔てなく、恵みの雨も毒も降り注ぐ。世の中の正論に惑わされず、自分のなかの声に耳を傾けて生きなければならない。そんなことを、この頃は強く思うようになった。

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