弁当づくりがスムーズに回り始めた:アイリスオーヤマ真空シーラーVPF-M60、1週間使用レビュー

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弁当づくりがスムーズに回り始めた:真空シーラー1週間目の記録

 私は福祉広報の仕事だけでなく、都内の障害者施設で支援員もしている。広報業務は在宅ワークだが、支援員の仕事の日は出勤する。

 朝起きてすぐ弁当の具を詰め、すぐ家を出たい。そのために真空シーラーを導入した。選んだのはアイリスオーヤマのVPF-M60(チャコールグレー、約8,000円)。吸引力は「60何とか」といった程度だが、実用上は十分だ。メインで使っているのは、機械と同じメーカーが作っている純正の袋(幅15cm×長さ20cm VPF-B152)だ。週末にまとめて作る日もあれば、夕飯を多めに作ってこまめに小分け保存する日もある。肉や野菜に偏らないよう、弁当の”型”に気を配って詰めている。

汁物の真空パック、失敗しないコツ

 最大のコツは汁物対策。いきなり吸うと袋の入り口から液体が噴き出す。袋に入れたまま約1時間半だけ仮凍結し、その後シールに切り替えたら失敗しなくなった。シールは念のため二重にかけている。冷凍には向かない食材(たとえばじゃがいも)もあるが、絶対に避けるべきというわけではない。食感の変化や失敗もすべて記録し、少しずつ最適化している。

ラベリングと保存期限の管理方法

 ラベリングは「作った日」を必ず書く(分かりづらい時は「中身」も)。フェルトペンは意外と消えるので、マスキングテープに書くことにした。冷凍庫の中身が「化石化」しないよう、自分なりの保存期限ルールも設けている。

 食べ切れなさそうだと感じたら、その場で小分けにして冷凍。せっせと真空パックする。

真空シーラーの耐久性と長持ちさせる使い方

 この真空シーラーの寿命については期待していない。通販サイトなどのレビューを見ると「1年で故障する」といった話も珍しくない。

 VPF-M60の弱点はパッキンの劣化だ。保管時にフタをロックしっぱなしにしないことで(クッションに常時圧をかけない)、少しでも寿命を延ばそうとしている。専用品に縛られないよう、袋は他機種でも使える汎用品も購入した。VPF-M60にはロール収納付きだが、今はほとんど電源ケーブル置きとしてしか使っていない。

8,000円の真空シーラー、コスパはどうか

 8,000円というこの価格帯なら、正直5,000円以下クラスでも運用は回るという感触だ。真空容器とホース脱気は便利そうだが、この本体がないと使えなくなる。縛られるので導入は保留している。

1週間使ってみた感想:朝の弁当づくりが変わった

 導入一週間。作って、密閉して、並べる。この単純作業が不思議と癒やされる上に、しっかりと実用的だ。朝の段取りは明らかに軽くなり、廃棄も減り始めた。

 まずは「壊れる前提×汎用品」で走り、データが溜まったら次の投資(高耐久機に行くか、安価機をリレーするか)を決めるつもりだ。

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この記事を書いた人

木村 邦彦のアバター 木村 邦彦 編集ライター

福祉×編集×現場のライター/支援員。依存症・競輪・教育を取材・執筆、NPO広報も。週刊金曜日/日刊SPA!/netkeirin/図書新聞。

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