![東銀座駅の地下道](https://www.kaiteki-lab.info/info/wp-content/uploads/2016/06/35289-IMG_0403-eye5.jpg)
東銀座駅の地下道
「美術作品は実際の作り手のほか画商や収集家、美術館などの存在があって初めて歴史に残る」という意見もあります[1.「(鑑賞術)戦後美術を作った人々(1)ピカソとアルフレッド・バー・Jr MoMA大河の源流」池上裕子 2016/3/2付日本経済新聞夕刊]。美術作品と出会うには、作る人、集める人、そして見せる場所が必要ですよね。
銀座に所用があり、東銀座駅の改札からのびる薄暗い地下道を歩いていました。通路の両脇は「銀座プロムナード・ギャラリー」 [1.銀座プロムナード・ギャラリー | レンタルギャラリー・貸し画廊 Rental Gallery jp] として利用され、美術の街に相応しい、挑戦的な絵がたくさん集っている。
![地下鉄の東銀座駅改札から続く地下道](https://www.kaiteki-lab.info/info/wp-content/uploads/2016/06/35289IMG_0403.jpg)
地下鉄の東銀座駅改札から続く地下道
市民の美術作品と出会う、ちょっとした美術館になっています。銀座を訪れたときには、ここを歩くのも楽しみ。
![佐藤水紀さん作「ウッソォー!!」](https://www.kaiteki-lab.info/info/wp-content/uploads/2016/06/35289-IMG_0395.jpg)
佐藤水紀さん作「ウッソォー!!」
クセになる魅力を放つ佐藤水紀さんの作品が、好きになった。どう猛なワニが、水辺のシマウマたちに忍び寄ります。危険に気づいた一頭のシマウマが、目を見開き驚きました。その表情が、キュートで面白い。
![佐藤水紀さん作「ウッソォー!!」より](https://www.kaiteki-lab.info/info/wp-content/uploads/2016/06/35289-IMG_0394.jpg)
佐藤水紀さん作「ウッソォー!!」より
よく見ると、目の部分はシールのようなもの(?)。アイデアに感心しました。
![佐藤水紀さん作「やめてぇー」](https://www.kaiteki-lab.info/info/wp-content/uploads/2016/06/35289-IMG_0393.jpg)
佐藤水紀さん作「やめてぇー」
もうひとつの作品は、「やめてぇー」というタイトルです。どちらの絵も、シマウマの目の表現が特徴的。ピンポイントで使うピンクが画面を引き締めている。シマウマの俊敏な動きから、若々しさと、ユーモアを感じました。
佐藤水紀さんの絵をお部屋に飾ったら、エネルギッシュなパワーがみなぎる予感がします。
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