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「禁止マーク」の画面を表示したまま起動できなくなったiMac (27-inch, Late 2012)。下記のトラブルシューティングを行い、SSD換装の最終段階までやってきました。
「どうせ廃棄するなら、SSD換装の実験した後にしよう。内蔵のストレージが壊れているのかもしれませんし」
あまり期待もせず、FusionDriveの内蔵ハードストレージをSSDに取り替えてみました。すると、これが正解でした。起動できたばかりか、以前より快適に動くようになったのです。
なお、換装をしますとappleのサポートは受けられなくなります。自己責任の改造です。
YouTube動画「換装ビデオ」が大変に役立つ
スマホでYouTube動画「iMac (27-inch, Late 2012) の内蔵HDDをSSDに換装するビデオ」を見ながら、SSD換装に取り組みました。モニターケーブルを外すところなどは、この動画がなかったら、挫折していたことでしょう。
iMac(2012,late)内蔵HDDのSSD化と道具
購入した・しなかった・手持ちなど、道具のあれこれについて書いてみます。
【購入】SSD:Crucial [Micron製] 内蔵SSD 2.5インチ MX300 1TB ( 3D TLC NAND / SATA 6Gbps / 3年保証 )国内正規品 CT1050MX300SSD1/JP
【購入】トルクドライバーとプラスドライバー:精密ドライバーセット →換装では2種類のトルクドライバー(T10とT8)と1種類のプラスドライバーを使いました。単品で揃えるより、セットで用意した方が安上がりでした。種類があわなくて、慌てる心配もありません。
【購入】3Mの両面テープ:3M スコッチ 超強力両面テープ 金属 一般材料用 12mm×1.5m KKD-12 (参考にしたサイト:「iMac 21.5インチ(Late 2012)のメモリを自分で交換してみた」)→どのテープがよいのかネット上での情報は多くありません。業者による専用テープもあるようです。
【手持ちのものを使用】3.5インチからの2.5インチHDD変換マウンタ→「裸族のカプセルホテル」に付いてたおまけを流用しました。
【手持ちのものを使用】ピンセット→モニタと本体をつなぐ内部ケーブルをはずすのに使います。
【手持ちのものを使用】本体を開くための薄いカード(期限の切れた会員カード)→ギターのピック、テレフォンカード、ローラーカッターなどを使っている方もいるようです。
【購入】「起動可能なインストールディスク」を作るためのUSBメモリー→今回は物理的な故障が換装の動機です。作業後にOSを入れ直す必要があります。インターネット・リカバリー(参考にしたサイト: 「macOS 復元について」)でうまくいくこともあるけれど、うまくいかなかった場合に起動可能なインストールディスクがあると心強い(参考にしたサイト: macOS の起動可能なインストーラを作成する方法」)。別のMacで作っておきました。一つ作っておけば、換装以後もトラブル時の備えになります。
【手持ちのものを使用】クッション、座布団→外したモニターを受けとめる台になります。
あれば便利な道具
【購入】バキュームリフター(モニター画面を外すときに利用)→なくてもできますが、あれば便利:スリーアキシス(three axis) バキュームリフターミニ2個組 最大耐荷重2kg 15901
【購入せず】温度センサー付き内蔵HDD交換取付ケーブル→これをつけないと、ファンが爆音をたてるという噂あり。しかし、このケーブルを用意しませんでした。換装後、私のiMacで爆音は起きていません。(参考にしたサイト:「iMac用SSD/HDD取り付けパーツ |秋葉館.com Mac専門店」「iMac (27-inch, Late 2012) の内蔵HDDをSSDに換装してみよう」)
今後の課題:二つになったSSDのままでよいのか?
換装後のOS再インストールは、Macの状態を見ながら行いました。
- command (⌘) + Rでは、「復旧できません」となる。→2の方法で、MountainLionをインストール。
- shift + option + command + RでMac に当初付属していた macOS、またはそのバージョンに一番近い、現在も利用可能なバージョンをインターネット経由でインストールした。
- Mac App Storeから最新のOSをインストールできなかった。USBメモリーで作っておいた「起動可能なインストールディスク」からHigh Sierraをインストール。
以上で、再び使えるiMacとなりました。このブログもiMacで書いているので、換装は成功したようです。
1TのFusionDriveのモデルだったので、SSD換装後は、二つのストレージがデスクトップに見えています。このままでもよいのでしょうけれど、統合しなくてよいのかは謎のままです。
実は、作業は継続中です。養生テープで仮止めをしているだけで、時間のあるときに両面テープで封をしなくてはなりません。今後の経過も書いてゆきたいと思います。
※後日談:デスクトップに見えていた「untitled」には、WindowsOSをインストールしました。VM Fusion用のDriveとして活用中です。