【第1回】 WordPressのオートスケジュール(自動予約)投稿プラグインを探して
なぜ投稿スケジュールを自動的に組んでほしいのか
WordPressには、ご承知のとおり予約投稿の機能があります。リアルタイムに投稿しなくても、任意の投稿日時を指定できます。
横着者はこの「日時指定を手動で決める」のがめんどくさい。私は心のなかで叫びました。
「いつでもいいから、適度に間隔をあけて、勝手に投稿して欲しい。自動的にスケジュールを組んでほしい。Hootsuiteのオートスケジュール機能のように」。
「Publish to Schedule」は残念なプラグインだった
Google先生に「WordPress オート スケジュール」で検索したところ、「Publish to Schedule」というプラグインのレビュー記事[1]を見つけました。日本人ブロガーの関心を集めてない、無名のプラグインのようです。
試しに使ってみました。まずは、満足した点。
- 設定はシンプル
- 自動的に投稿時間が割り振られる
- ブログの書き手は投稿のタイミングをいちいち考えずにすむ
- 書くことに専念でできる。
つぎに、いまいちだった点。
- 当日に予約は組まれず、なぜか明日以降の投稿となった
- 次の次の記事は、翌々日に予約が組まれた
- 次の次の次の記事は、翌々々日に予約が組まれた
- 30分おき60分おきといった、区切りの良い時間で投稿できない
- 予約をとりやめ、即時投稿に変更ができない
- 思わぬ挙動に、だんだんイライラしてくる
- ついに、イライラで記事が書けなくなる
結論。「Hootsuiteのオートスケジュール機能のような」という期待からはほど遠い。削除しました。
プラグイン「Automatic Post Scheduler」すばらしすぎて涙した!

Automatic Post Scheduler (WordPressプラグイン)
探し続け、求めていた機能にやっと出合いました。「Automatic Post Scheduler」というプラグインです。日時を手動設定しなくても、あらかじめ設定した間隔で予約投稿を組んでくれます。

有効化すると、設定>投稿設定に「Post Schedule Interval」が活性化します。ここで、投稿の間隔を決めます。分・時・日レベルで設定できます。

Automatic Post Schedulerを有効化すると「投稿設定」に「Post Schedule Interval」が活性化する。
デフォルトは15分から30分間隔です。
記事執筆の「投稿の編集」画面に目を移してみましょう。「公開」ダイアログにチェック項目が活性化しています。「Schedule as soon as possible」(できるだけ早くスケジュールを設定する)と書かれています。

「投稿の編集」画面の「公開」ダイアログに表れた「Schedule as soon as possible」項目
チェックして「公開」ボタンを押します。すると、設定した間隔内で公開予定日時が組まれました。
気になった点も書いておきます。開発者の最終更新が、執筆時に1年以上経過しています。WordPress 4.8.3では、いまのところ問題なく使えましたが。
そのほかのオートスケジュール投稿のプラグイン
- More Blog2Social:自動予約投稿機能は、有料。
- Social Web Suite – Social Media Auto Post, Auto Publish and Schedule:外部サイトと連係せねばならず、少々うっとうおしい。
- WP Content Scheduler With Range:WordPressバージョン 4.9.8では動作しなかった(2018年9月3日追加)
- 予約投稿のプラグインではありませんが、Editorial CalendarやEdit Flowも便利です。カレンダー形式の投稿一覧で記事を管理できます。