多くのMacユーザーに絶大な評価を得ているMarsEdit。このブログエディターを所有して4、5年ぐらい経ちましょうか。しかし、この安くもないアプリに、なかなか活躍の場を見いだせません。評判のアプリを、私はなぜ使う気になれないのでしょう? 理由を書き出してみました。
ブログエディターとは、例えばブラウザーでログインしなくても、ブログを更新できるアプリのこと。MarsEditはMac用のブログエディターです。Googleで検索すると、以下のように絶賛記事ばかりです。

「MarsEdit」でGoogle検索した結果
このアプリの利点として語られるところでは、
- HTMLやCSSにくわしくなくても、記事の体裁を整えることができる
- オフラインでも下書きを執筆できる
- 画像の挿入が簡単
- リアルタイムにレビューができますので、アップデート後の記事の見栄えを把握しやすい
- マクロで機能を拡張できる
- ブログの執筆を効率化して、15分程度は時間の節約でき、短時間に記事作成ができるようになる
などがあります。ほかにも、数え切れないほどの利点があるに違いありません。しかしながら、私はMarsEditを使いますと、非常にイライラしてきます。何にイライラしてくるのか、思いつくまま理由を書き出してみましょう。
- MarsEditで挿入した画像を、後にWordPressでサイズを変更しようとすると手間がかかる。
- 私はWordPressのテーマでSimplicityを愛用しています。ブログカードの仕上がりをMarsEditでつかめない。
- WordPressのプラグインAddQuicktagを愛用していますが、MarsEditにこの機能を引き継げまない。(この他にも愛用しているプラグインがあります。Duplicate Postなど)
- リアルタイムにレビューは、WordPress内のプレビューでもおよそ同じ満足を得られる。
- 「MarsEditは本当に便利なのだろうか」といぶかしい思いをしていると、短時間で記事作成ができるどころか、むしろ記事が書けなくなる。
もちろん利点も感じることはあります。Evernoteのように記事一覧が表示されるのは秀逸だと思います。
だからといってEvernoteのように柔軟なソートや、高度な検索ができるわけではありません。例えば、Evernoteのようにノートブックとタブを併せた検索はできません。公開中の記事、下書中の記事をソートして、さらにタブで分類できたら便利なのですが。ちなみにそれは、WordPress内の記事一覧ならできます。
記事一覧のだけの話でなく、各記事のHTMLやCSSのカスタマイズをする必要もあるし、使いたいプラグインもある。WordPressにログインすることになります。
以上の私の所感は、に個人的で感覚的なものです。きっとMarsEditには、私が気づいていないすばらしさがあるのでしょう。私がデスクトップのiMacでブログを更新していることも、以上の所感をもたらした理由なのかもしれません。近々、MacBook Proを利用するのですが、そのときにオフラインでも使えるMarsEditのすばらしさに気づけるかも。そんなことを期待しています。しかしながら、現段階では、いまだすばしさを実感できていないアプリなのでした。