
偽サイトであることを警告するGoogleChrome
うかつでした。スパムメール(迷惑メール)に、偽サイトへ誘導されかけました。「Apple Support」のなりすましから「iCloud ストレージの使用容量がもう少しで上限に達します」というメールが届いたのです。
最初に、大切なことを書いておきます。Appleが送信した本物か、偽メールかを見分ける方法です。差出人のメールアドレスをチェックしましょう。Appleが使うメールアドレスは、必ずapple.comのドメインになっています。
実際に届いたスパムメールを見てみましょう。冷静によく読みますと、おかしな箇所にいくつか気づきます。

そもそも、ストレージの容量不足でお知らせメールをAppleは送らない
- 送信者のドメインが「.business」。
- 本文の宛名が間違っている。
- 実際の契約プランと違う。
- iCloud チームという署名をAppleは使わない[1]。
- そもそも、ストレージの容量不足でお知らせメールをAppleは送らない(iTunes Cardで決済している場合は、残高不足でお知らせメールが届くことはあります)[2]。
メール下部の住所は、Appleが実際に使っている六本木です。見た目は、いかにもAppleからのメールです。Macユーザー歴約20年の私も、ついうっかりと、だまされてしまいました。
「50 GBへ月額¥130.00でアップグレード」のリンクから偽サイトへ飛ばされます。幸い、ブラウザー(Google Chrome)がまっ赤な画面で危険警告してくれました。
宛名の高瀬萌さんとは、いったい誰なのでしょう。文面のなかの「ご利用中のiCloudメールアドレス」として、リアルなメールアドレスも記されていました。スパマーの踏み台にされたのでしょうか?
くれぐれもスパムメールには、お気を付けくださいませ。まずは、差出人のメールアドレスを確認しましょう!
