ATOK・JustRight! 校正辞書『日本語スタイルガイド第3版』が便利だった件

技術
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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日本語スタイルガイド

一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会(TC協会)編『日本語スタイルガイド(第3版)

一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会(TC協会)編『日本語スタイルガイド(第3版)』を購入してみました。校正で役立ったので、リポートしてみたいと思います。

本書は紙の本ですが、データ化した校正辞書を専用サイトから無料でダウンロードできます。JustSystem社のATOKJust Right! で利用します。

「有料の書籍」と「無料の校正辞書」を組み合わせるビジネスモデルは、面白いと思いました。ATOKやJust Right!用の校正辞書としては「共同通信社記者ハンドブック」が定番でしょう。私も持っています。一方、この『日本語スタイルガイド第3版』にも独特の個性があります。

実際の利用例を挙げてみます。下の画像は、『日本語スタイルガイド(第3版)』の校正辞書をインストールした校正支援ツールJust Right!6です。

Just Right!で指摘された問題点

Just Right!が指摘した文書の問題点

「校正実行」をしますと、上記のような指摘が表れます。「[TCス]第2編 2.7.6」は、「日本語スタイルガイド第3版の第2編 2.7.6」に解説ありという意味です。書籍の該当箇所を読んでみましょう。

書籍「日本語スタイルガイド第3版」の該当ページ

2017年7月3日現在、本書の電子書籍版はないようです。自炊してPDF化しました。本文検索をするためです。「2.7.2」と検索すれば、解説部分にたどり着くスピードは格段に速くなります。

本書の解説を併せて読むことで、訂正理由をより深く理解できます。校正力や国語力が身につく、頼もしいアイテムでした。「共同通信社記者ハンドブック」以外の校正辞書も試してみたい方におすすめです。

参考にした主な資料、関連ページ:一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会

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