アンドロイドがウィンドウズを抜いて、世界シェアで首位
日経新聞によると、2017年4月にアンドロイドOSが世界シェアで首位になったと報じています[1]。
アイルランドに拠点を置くウェブ解析会社、スタットカウンターが世界でインターネットに接続する機器のOSを調べたところ、アンドロイドの3月の世界シェアは37.93%と、ウィンドウズの37.91%を僅差で上回った。
この話を読み、ある携帯電話との出会いを思い出しました。いまをさかのぼること6年前、2011年の話です。 その名は、docomoのタッチウッド(シャープ SH-08C)。世界初の木製ボディの携帯電話でした。
4GもLTEもなく、3Gがまだ主流の時代。この年、妻は「パカパカ」や「ガラケー」と呼ばれるフィーチャーフォンから卒業を決意します。そこで購入したのが、この端末でした。木目調の独特の曲線をもつこの携帯に一目ぼれです。たしかに、いま見ても美しい。
だれもアンドロイドスマホを見たことがなかった
結論を先に書くと、アンドロイド・スマホだと思っていたら、日本独自の進化を遂げたガラパゴス・ケータイだったという話です。
タッチウッドは15,000台限定発売のため、長く待たされました。だからこそ、この「スマホ」をはじめて手にする嬉しさはひとしおです。画面はタッチ操作で行います。これはどうみても、スマホではありませんか。
ある日、この携帯の調子が悪い。ネットで調べて、オールリセットをしようとします。しかし、あるべき場所にそれがない。この端末はアンドロイドではなく、ガラケーのOSであることに気づきます。なんと、妻はガラケーを卒業していなかったのでした。
なぜこのようなことになってしまったのでしょう。理由はかんたんです。私たちの周囲では、アンドロイド・スマホを見た人がなかったからです。たとえば2011年3月。アンドロイドOSのシェア率は全体の0.76%程度でした。iOSよりも低かったのです。
Source: StatCounter Global Stats – OS Market Share
妻のスマホデビューは、翌年にiPhone4sで果しました。いうまでもありませんが、アンドロイドOSではなくiOSです。というわけで、モクソン家に限れば、アンドロイドが首位の座に就くのはいまだ遠い。