【追記あり】Voice Dream ReaderでMisakiが「登録をお願いします」と奇声を発する件

技術
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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追記:本記事で取りあげましたMisakiの件は、Voice Dream Readerバージョン4.1.1で改善しています。(2017年3月14日)

Voice Dream Readerとは

Voice Dream Readerは、iPhoneやiPadで使える読み上げアプリです。名アプリの誉れたかく[1]、WordやPDF、Epubなど、さまざまなドキュメントファイルを読み上げます。

しかも、複数の音声合成エンジンを利用でき、お気に入りの音声を選択できます。TTS(text-to-speech、読み上げ機能)系のアプリで、わたしのなかではベストな存在です。このアプリの影響は多大で、私のライフスタイルは大きく変わりました。将来、人々の定番となる読書スタイルを先取りした気分になります。

音声合成エンジンMisakiの警告文

ここから本記事の本題です。

なかでも、音声合成エンジン「Misaki」の出来は素晴らしい。ところが、最近、読み上げの冒頭でMisakiが奇妙な警告を発します(バージョン4.1.1で改善しました)。「登録をお願いします」「ライセンスが必要です」「こんにちはボイスウェアです。このバージョンは未登録です」といった具合です。アプリをインストールしている、どのデバイスも同様です。

「ボイスウェア」でネット検索したところ、HOYAサービスさんのサイト[2]がヒットしました。この現象の原因を聞いてみました。

アプリ開発者側でライセンス

HOYAサービスさん自体は、あくまで音声合成エンジンMisakiの開発者です。Voice Dream Readerの開発者ではありません。

音声合成エンジンのライセンスが切れると、たしかに警告を発することもあるそうです。しかしながら、アプリの技術的な問題から生じることもあり、正確な原因はなんとも言いがたい。アプリ開発者に問い合わせる必要があるそうです。

以上から、次のことがわかりました。これらの警告はアプリを使っている人に発せられたものではなく、ましてApple IDが原因でもありません。アプリ開発者のVoice Dream LLCに向けて、音声合成エンジンの開発者が発している警告だったのです。

問題の解消は、Voice Dream LLCの対応にかかっているようです。Misakiを使えなくなったらどうしよう…。一抹の不安もよぎります。そのときはiOSエンジンの音声を使うつもりです(バージョン4.1.1で改善しました)。

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【脚注】

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