なぜ電子書籍をオーディオブック化したいと思ったのか?
私は眼を動かすと、まるで小さな虫が飛ぶような黒い影がよぎります。この症状を飛蚊症といいます。眼球のなかにある浮遊物が原因で、これまで読書の集中力をさまたげてきました。
文字を追わずとも本の内容を読み上げてくれると助かります。人に本を読んでもらうわけにもいかないので、オーディオブック化したいと切に願うようになったのです。
購入した電子書籍をepub化する
電子書籍で特殊なファイル形式になっている場合、これを「.epub」か「.pdf」といったファイル形式に変更できると、オーディオブック化する道が開けてきます。
DRMというロックがかかっている場合、これを解除しなくてはなりません。法律上のルールはどうなのでしょう。DRMを解除すること自体は、違法ではないという解釈もあります。
「DRM解除」する事自体は違法では有りませんが、”日本”で「DRM解除出来るソフトを配布・販売」する事は違法です。
出典:DRMを解除する方法まとめ【デジタル著作権管理】、閲覧日:2016年11月6日
とはいえ、私は法律の専門家ではありませんし、六法にあたったわけでもありません。なもので、チャレンジは自己責任です。
では、どのようにすれば特殊なファイル形式を、「.epub」や「.pdf」といったファイル形式に変更できるのでしょうか。ここらへんの具体的な方法は、ネットでたくさん語られています。「calible DRM 解除」といったキーワードでググると幸せになれる可能性があります。
epub化した電子書籍をオーディオブック化する
購入した電子書籍をめでたく「.epub」ファイル形式に変更できた場合ですが、たとえばMacなら「Audiobook Creator」というアプリを使うと、オーディオブックの「.m4b」ファイルに変更してくれます。アプリのお値段は2800円なので、購入には少々決断がいりますけれど。
不思議なことに、文字が並んでいた電子書籍が、音声ファイルになるのです。なもので「.m4b」ファイルをクリックすると電子書籍ビューワーではなく、iTunesが立ち上がります。iTunesにいったん読み込まれると、iPhoneやiPadなどへデータ転送することも可能になります。
電子書籍のページをめくりながら音と耳で同時に読書するのも効果的な読書体験です。電車のなかで音楽を聴くように、このオーディオブックを読んでも良いでしょう。
読書のスタイルも、時代によって変わります。いまの時代は、私にはとてもあっています。