どっちが便利?Macのカレンダーアプリ、FantasticalとBusyCal

技術
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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Macのカレンダーアプリ、FantasticalとBusyCalどちらが便利?

Macのカレンダーアプリ、FantasticalとBusyCalどちらが便利?

MacのカレンダーアプリでBusyCal 2という、ややマイナーなカレンダーアプリを長年愛用しています。しかし、ある理由から、人気カレンダーアプリFantasticaも気になってきました。

BusyCalの初期投資と維持費の問題

最近、BusyCal がバージョンして「3」になりました。アップデート代には、3,432円もかかりま。

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数年おきに、この値段を負担するのは気が重くなってきた。ちなみに、新規購入は$49.99で、2016年10月6日現在のレートでは税込み5,721です。

ところで、Macの定番カレンダーアプリといえばFantasticalです。

Fantastical 2 - Calendar and Reminders

4,800円
(2016.10.06時点)
posted with ポチレバ

値段は4,800円なので、BusyCalよりも安めです。

「Fantastical」をキーワードにネット検索すれば、ユーザーの好意的なレビューを多数見つけられます。MacApp Storeから購入できることも、BusyCalにはない魅力です。同じAppleIDを使えば、5台のMacまでインストールできるからです。

このFantasticalの人気ぶりに乗じて、これを機会に買い換えるべきなのでしょうか。デモ版を使い、BusyCalと比較してみました。

BusyCalに見えたアドバンテージ 

実際に使いくらべて見ると、予想に反して、BusyCalの良さに気づきました。

イベントにタグを付けられる

Fantasticalになくて、BusyCalにあるのは、イベントへのタグづけです。この機能は、下で説明する「スマートフィルタ」を、より充実したものに高めます。

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BusyCalとFantasticalのダイアログボックスの比較

スマートフィルタ

ブログ「ズオ ブログ」さんは「カレンダー内容の検索やフィルタ機能が秀悦!」[1]とコメントしています。なるほど、改めて見直してみると、秀逸に思えてきました。

スマートフィルタを駆使すれば、プロジェクト(計画)も上手に管理できそうです。

BusyCal 3でスマートフィルタの編集画面

BusyCal 3でスマートフィルタの編集画面

カレンダーのリストを直感的にグループ化できる

BusyCalは、カレンダーのリストをグループ化ができ、チェックボックスで直感的に確認操作ができる。Fantasticalの場合は、「カレンダーを管理」から、編集をしなくてはならないので、直感的ではない印象がしました

BusyCalは、カレンダーのリストをグループ化ができ、チェックボックスで直感的に操作できる

BusyCalは、カレンダーのリストをグループ化ができ、チェックボックスで直感的に操作できる

Fantasticalはデザイン性に優れて魅力的です。一方のBusyCalも、なかなか優れたアプリだと再認識しました。タグやスマートフィルタの機能は、捨てがたい。とりあえずBusyCalを使い続けてみようと思います。

BusyCalのリマインダー

BusyCalは、Mac純正のリマインダーに入力した内容を、カレンダーと同時に確認できる

BusyCalは、Mac純正のリマインダーに入力した内容を、カレンダーと同時に確認できる

最後に、BusyCalのアドバンテージとして、好意的に語られるのは、リマインダーを同期できる機能です。Mac純正のリマインダーに入力した内容を、カレンダーと同じ画面で確認できるというものです。この点は、個人的にはさほど魅力に感じません。

カレンダーとリマインダーは哲学が違うと思う。

Busy Apps - BusyCal and BusyContacts - The Best Calendar and Contact Manager for macOS and iOS


【脚注】

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