iPhoneで撮った写真をパソコンに吸い出す方法は、さまざまです。MacならOS Xに付属している「写真」や「イメージキャプチャ」と呼ばれるアプリケーションを使うのが定番かもしれません。他にも、Adobe Bridgeなどサードパーティのアプリを愛用している方もいるかもしれませんね。
本来、いずれの方法でも写真データを吸い出したり削除できるはずなのですが、「削除ボタン」の消えていたりエラーになることはありませんか?
イメージキャプチャーに「削除ボタン」がない場合に試したいこと
結論を言えば、問題がおきているiPhoneやiPad、iPodTouchの「iCloudフォトライブラリ」をオフにすると問題解決する可能性があります。
例:「削除ボタン」が消えた「イメージキャプチャー」
iOSデバイスの「iCloudフォトライブラリ」をオフにする
「設定」>>「iCloud」>>「写真」のなかにあります。
オフにすると、データを「削除」しますかと確認されます。理論上は、データをゴミ箱に入れて消すような意味ではなく、iCloudの同期が外れるので、いままで見えていた写真が見えなくなるという意味です。
写真は大切なデータですので心配な方は、AppleCareに「iCloudのことで質問ある」と電話(0120 277 535)で一緒に操作するのも良いかもしれません。
lightningケーブルを抜き差しすると削除ボタンが表れた
参考:Adobe Bridgeの場合
Adobe社が提供するBridgeは、Photoshopとの相性がよいメディア管理アプリケーションです。このアプリケーションでも同様の症状があったのですが、iCloudフォトライブラリをオフにすることで問題解決しました。
問題点のまとめ
今回の問題は写真データをパソコン(Mac)に吸い出すことはできても、削除ができないという問題でした。パソコンでは重複データが増え続け、iPhoneでは写真が溜まり続けます。
OS Xに付属している「写真」や「イメージキャプチャ」ばかりでなく、Adobeの画像管理アプリでも、iCloudフォトライブラリをオフにすることで問題解決できました。
そもそもiCloudフォトライブラリって何?
iCloud フォトライブラリは、新しい写真 App とシームレスに連係して写真やビデオを iCloud に保管し、お使いの iPhone、iPad、iPod Touch、Mac、iCloud.com 上でも最新の状態に保ちます。
iPhoneなどのiOSデバイスから見えている写真が必ずしも本体にあるとは限らず、クラウドを通して見えているだけの幻のようなデータもあるでしょう。ですので、本体に存在しない画像をlightningケーブルを使ってパソコンにインポートできないようしているのかもしれません。
iCloudフォトライブラリは、ときには不便なサービス?
私は、iPhoneをカメラ代わりに利用することも多く、必要な画像データをいち早くパソコンに吸い出して、Photoshopなどで修正をする使い方をしています。
iCloudの容量を無闇に増やして、利用料金を支払いたくもありません。しかも、Macの写真アプリは、Photoshopの連携が不便です。なもので、USB接続をしてAdobe Bridgeやイメージキャプチャを使って、写真データを吸い出しています。
iCloudフォトライブラリは、使う目的をはっきりさせないと、かえって不便になってしまう可能性があるかもしれません。