AIR草紙で「青空文庫」を読む。秋の夜長の読書には縦書き表記で楽みたい!

技術
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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20029-00 私は東北の片田舎で10代を過ごしたのですが、悲しくも近所に図書館がなく、文学に飢えていた記憶があります。

その点、いまの時代は青空文庫という素晴らしいサービスがあります。ご存じのとおり、著作権が切れた文学作品をネットで無料公開しているサービスです。住んでいる場所を問わず、人類の文化的財産に触れられるのは素晴らしいですよね。

青空文庫はhttp://www.aozora.gr.jp/にアクセスすれば無料で読めます。ただし、いかんせん縦書きではありません。

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もし、縦書き・横書きにこだわるのであれば、青空文庫リーダーが必要になるでしょう。いろいろなアプリはありますが、たとえば、iPhoneであればi文庫S、iPadであればi文庫HDといったアプリに私は満足しています。

パソコンで読むなら、Air草紙というアプリもなかなか良さげです。

日焼けした紙のような背景もおつなもの。このアプリは無料でダウンロードできますが、300円の有料版にすると、さらに使い勝手が良くなりそう。

有料版の仕様

  • しおり、読了情報を複数端末で共有
  • 本へのマーカー表示や書き込み機能
  • EPUB ファイルの閲覧(無料版は最大10ページまで)
  • PDF ファイルの閲覧(無料版は最大10ページまで)
  • 画像ファイルの閲覧(無料版は最大10ページまで)

私は300円のAmazonギフト券を作者に送り、有料版を購入しました。すると、折り返しメッセージ欄に記載されたメールアドレス宛にアカウント名とロック解除コードが送られてきました

青空文庫は、著者が亡くなってから50年を経て日本国内において著作権が消滅した作品をオンライン上で公開しているわけですが、意外なところでは、片岡義男さんのようにご健在な作家が無料公開されている作品もあります。時の洗礼を受けて、評価が定まり、老若男女を問わずに語り合えるのが、古典作品の醍醐味と言えるでしょう。

共通の文化的財産を図書館に通わずして、身近に読めるいまを歓迎したいと思いました。

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