Todo Cloudに大きな不満はないけれど……
普段使いはiPhoneとMac。しかし、仕事でAndroidスマホやWindowsのPCを使わなくてはならないこともあります。「Todo Cloud -やることリストと共有」は、そのような状況でもきちんと機能してくれた「やることリスト」アプリでした。月200円のCloudサービスもあって、OSの違いを気にしないでも連携することができます。ただ、唯一不満があるとすれば、iPhoneの標準アプリの「リマインダー」や「カレンダー」などと連携できない点でした。なるべくならば、iPhoneやMacに標準で備わっている資産を活用したい。そこで私は、最高峰のGTDツールと呼ばれるOmniFocus導入を検討したはじめたのでした。
そもそもGTDとは……
Wikipedia先生によれば、「基本はなすべき仕事のリストを何かに記録しておくことで、頭の中からなすべき仕事のことを追い出すこと」と要約しています。具体的なイメージは、以下の通り。
GTDは次の5つのステップで構成され、これを1週間など一区切りごとに繰り返す。
- 収集:頭の中にある「やらなければならないこと」「気になっていること(問題)」を紙などに書き出す。作業中のメモ書きなども参照して、問題点を出していく。
- 処理:書き出した内容を、手順に添って、分類しリスト化する。
- 整理:リストを自身がスケジュール管理に使っているツール(PDAやシステム手帳など)に入れ込む。
- 見直し:自分の状況や状態でそれらが可能かどうか見直し、検討する。
- 実行:リストアップした「出来ること」を順次片付ける。
引用/Wikipedia :Getting Things Done
MacやiPhoneのリマンダー
iPhoneを使ったことがあるなら、見覚えがあるはず標準アプリ。
良い点
シンプル
MacとiPhone、iPadの標準アプリなので無料で使える。
不満点
inboxに相当するものがない
思いついたアイデアをinboxに放りこみ、それから整理して…のような流れを生みづらい。
Todo Cloud
「Todo Cloud -やることリストと共有」は、ここ数年愛用しているGTDツールです。MacとiPhone、そしてLG社のOptimusGと連携して使っていました。アプリの連携ができない以外は、特に不満もなく、不便も感じていません。
良い点
基本的なGTDツールとしての期待に応える
Android版のアプリの提供がある
GTDツールのアプリとしては、値段は安め
不満な点
MacやiPhoneのリマンダーとの連携がない。
最高峰ツールOmniFocus
「OmniFocus 2」の導入をためらっていたのかと言えば、単純に値段が高いからです。今日の時点で、Mac版が4000円、iPhone版のOmniFocus 2 for iPhoneは2000円、iPad版のOmniFocus 2 for iPadが3000円……。
良い点
基本的なGTDツールとしての期待に応える
MacやiPhoneのリマンダーやカレンダーとの連携が可能
不満な点
GTDツールのアプリとしては、値段は高め。
OmniFocusを試用してみた
ベンダーであるOmni Groupのサイトから14日間無料のトライアル版がダウンロードできます。試してみた印象はなかなか良さげ。道具は、組み合わせて、より能力を引き出してゆくものだと思います。OmniFocusの連携や拡張性の良さは、Todo Cloudにはないものかもしれません。もう少し使ってみようと思います。