iPhone5 エクスプレス交換サービス クレジットカード高額請求の怖い体験

技術
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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 iPhone5 エクスプレス交換サービスを利用して、修理端末と新端末を交換し、問題なく修理は完了した……。と思っていたら、8万4024円を請求されていたという話。

クレジットカード請求8万4024円

異様に減っていた利用可能枠

 拙文「ふだん使いのiPhone5がリコール対象だった!! (その2)」では、次の言葉で終えました。

 Appleテクニカルサポートに、進捗状況を確認したところ「修理完了」で、追加の請求もありませんでした。よかった〜。

 実は、これで終わりではありませんでした。クレジットカードの利用可能枠が、“異様”に減っていたのです……。この原因が、エクスプレス交換サービスによるものと突き止めるのに、半日分の貴重な時間を費やしてしまいした……。

いったん高額請求をするエクスプレス交換サービスの仕組み

 ユーザーがエクスプレス交換サービスを利用した時点で、Appleはクレジットカート会社へ端末代金相当の与信枠を確保します。修理端末が原形を留めないほどボロボロだったり、修理端末の回収を拒否された場合に、「購入」として扱うためです。したがって、クレジットカードに8万円以上の利用可能枠がないと、エクスプレス交換サービスを利用できません。(与信枠は、各端末によって違います。)

修理完了で、正式な金額が確定する

 もし、追加請求なく修理完了すると、クレジットカードへ請求されていた端末代金相当の金額はキャンセルされます。正式な修理代金が請求されます。

Appleが請求キャンセルしても即時で反映されない?

 クレジットカード会社側のシステムでは、即時で請求金額の「履歴」(?)が消えないこともあります。たとえば「確定していない利用分」として一定期間、履歴に残ることがあります。クレジットカード会社によってはお店の特定ができないので、Appleの請求と特定できません。この数字は、利用可能残高を逼迫する可能性があります。最悪の場合、一時的にクレジットカードが利用できなくなることも。

「幻の請求」を特定する3つの目安

 キャッシュ クレジットカードの請求内訳から、エクスプレス交換サービス利用による「幻の請求」を特定しなくてはならない場合もあるでしょう。クレジットカード会社とアップルテクニカルサポートの相互に、次を確認します。

  1. 請求日が修理受付の日と同じ
  2. Appleで請求された金額と下一桁に至るまで同じ
  3. 一回分の購入となっている

エクスプレス交換サービスは注意必要

 以上の3つを満たしていれば、エクスプレス交換サービスによる請求金額と考えられます。いずれ正式な金額に修正されるでしょう。エクスプレス交換サービスご利用される際は、請求金額の推移にご注意くださいませ。

付記

 ふだん使いのiPhone5がリコール対象だった!! (その1) ふだん使いのiPhone5がリコール対象だった!! (その2)

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