iPhoneや音楽を楽しむアイデアが、また拡がりそう。著作権的な問題で、日本では完全なサービス提供が遅れていたiTunes in the Cloud。これまでは、iTunes Storeで購入した楽曲に限られていました。このたび、パソコンのなかにある音楽データーが利用可能に。
2年半を経て実用的になったiTunes in the Cloud
iTunes in the Cloudの概要
iTunes in the Cloudは、音楽が全てのデバイスに3G/Wi-Fi経由で自動ダウンロードできるサービスです。日本では、そもそもiTunes in the Cloudが完全に対応していませんでした。まずは、iTunes Storeで購入した楽曲に関して対応となったのが、2012年。そして、2014年春となりCDなどから読み込んだ楽曲も対応となったのです。iCloudに保存され、iOSデバイス、Mac、PC、Apple TVを使って、いつでもどこからでも音楽を楽しめる。無料で割り当てられている5Gのストレージなどとは、別の容量が用意されています。
iTunes in the Cloudの素朴な疑問
Appleテクニカルサポートに取材してみたところ、CDからなどからリッピングした曲を、アップデートできるのは25000曲。サーバーの容量自体は非公開だった。(アプリのように)楽曲のリストが情報としてアップデートされiTunesStoreから各デバイスへ再ダウンロードされる仕様ではないらしい。音楽ファイル自体が、アップデートされるとのこと。
ただ、Appleのプレスリリースを読むと、気になる仕様の説明が……。
256KbpsDRMフリーで楽しむ
所有している曲の音質が低い場合でも、曲がマッチした倍iTunesPlusの音質でダウンロードしてお楽しみいただけます。
これって、やっぱりiTunesStoreから各デバイスへ再ダウンロードされる仕様のような気がするんですけど……。
iOS7.1.1で、設定にiTunesMatch活性化
操作手順
Appleテクニカルサポートの説明では、手順は以下の通り。
- まずは「設定」>「iTunes&AppStore」>「iTunesMatchに登録」
- プリセットの「ミュージック」アプリ>「その他」>「共有」
望まれる人柱……
アップルテクニカルサポートとしても、情報の展開が少ないようだ。操作手順がホントにこれで良いのかは、筆者は良く分からない。ここは人柱となって、試すことが求められるのだろうか?年間登録料 3,980円を安いと思えるかどうかですね。ちなみに私のMac上のライブラリの曲には、10万以上の曲数が入っているのであった……。