Mac App「Capo 3」は感動的なアプリだった

技術
木村 邦彦

法政大学文学部哲学科卒。記者、編集者。歴史、IT、金融、教育、スポーツなどのメディア運営に携わる。FP2級、宅建士。趣味はエアギターと絵画制作。コーヒー、競輪もこよなく愛す。執筆のご依頼募集中。

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私のように、楽譜の読み書きができない人間にとって、Capo 3 (SuperMegaUltraGroovy, Inc.)は感動的なアプリだ。お恥ずかしいお話ながら、私自身は自分で作った曲を二回以上演奏することができない。録音された音源だけが、唯一の記録だ。だから、二回目の演奏は、自分が録音した音源を「耳コピー」しなくてはならない。コード進行などの記録も箇条書き程度なら残っていることもあるが、大抵はどのように演奏したのか、ほぼすべての曲が自分でも分からない。
自分で作ってみた「softsm」という曲が、どのようなコード進行なのか、このアプリを使うことによって、いま知ったのであった。(なお、動画では1.5倍速です)。ちなみに、以下が原曲。
SOFTSM.mp3
音楽家ではない音楽家、というものが存在できる時代である。楽器が弾けないミュージシャンも、珍しいことではない時代である。記録を残すことや、楽譜でコミュニケーションを取ることにハンディキャップを感じていたアーティストには、嬉しくなるアプリに違いない。人によっては「便利になる」というレベルではなく、「できなかったことができるようになる」ような重要な意味合いをもつアプリかもしれない。
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